
鹿児島テレビ
鹿児島県奄美市の国立ハンセン病療養所「奄美和光園」で合同慰霊祭が行われ、遺族らが故人の霊を慰めました。
合同慰霊祭には遺族や入所者、職員らあわせて64人が参列しました。
慰霊祭では遺族の代表者が、ハンセン病に対して地域によっては、いまだ根強い偏見があるとして「人の心のバリアが完全になくなることが、故人および遺族の切なる願いです」とあいさつしました。
そして参列者はそれぞれ菊の花を手向け、これまでに亡くなった405人の入所者の霊に祈りをささげました。
奄美和光園・馬場まゆみ園長
「年々、入所者の数が減っていること、とてもさみしく思います。お一人お一人の思いに寄り添いながら日々の生活を支えていけたら」
奄美和光園には11月1日時点で11人が入所していて、平均年齢は87・6歳となっています。