【体験リポート】3時間30分の周遊フライトで台湾気分を満喫? JALチャーターフライトに参加してみた!

【体験リポート】3時間30分の周遊フライトで台湾気分を満喫? JALチャーターフライトに参加してみた!

  • OVO
  • 更新日:2021/04/08
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海外旅行が気軽に楽しめなくなって1年余り。我慢も限界に近づいてきたという海外旅行フリークも多いのでは。せめて気分だけでもいいから、海外旅行を……という人にピッタリの「旅」があるのをご存じだろうか。航空会社が実施している「国内周遊チャーターフライト」だ。実際に飛行機に乗って空港を飛び立ち、日本上空を周遊。旅行気分を満喫できるさまざまなイベントを楽しんだ後、数時間で元の空港に戻ってくるという、言わば疑似海外旅行体験フライトだ。

日本航空(以下JAL)、台湾観光局、ジャルパック、成田国際空港は4月3日(土)、「チャーターDE海外旅行気分を満喫! ~台湾~」と題して、4者合同のチャーターフライトを行った。JALでは、コロナ禍以前から“初日の出フライト”などのチャーターを実施しており、コロナ禍後は、15回ほどチャーターフライトを実施している。海外をモチーフにしたチャーターは、過去にハワイ、シンガポールなどがあったが、今回のテーマは「台湾」だ。

出発前にもさまざまな趣向で台湾気分が盛り上がる

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午前10時過ぎ、成田国際空港第2ターミナルのJAL国内線チェックインカウンターには、続々と参加者が集まり始めた。通常の国内線は、チェックインを済ませた後に手荷物検査とボディチェックによるセキュリティチェックを行い、搭乗ゲートへ向かうが、今回は海外旅行の疑似体験。なんと、セキュリティチェック前に、台湾観光局スタッフによる模擬入国審査を行うのだ。しかも、そのスタッフが着ているのは、台湾東部に居住する台湾先住民のアミ族衣装。エキゾチックなムード満点で、一緒に記念撮影する人も少なくなかった。実際の海外旅行では、日本の出国審査→フライト→現地入国審査となるのだが、今回のフライトは成田に戻ってくるだけなので、模擬入国審査→フライト→模擬出国審査となるようだ。事前に参加者に配られたミニチュアパスポートに、台湾スタッフが入国スタンプを押していくと、みなさん海外旅行の気分になり始めたのか、何だかうれしそう。今回の入国スタンプは、台湾における本物の入国スタンプを模した八角形。邪悪を払う縁起の良い形とされ、旅行者が台湾での旅を無事に楽しく過ごせますようにとの祈りと祝福の思いが込められている。

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模擬入国審査とセキュリティチェックを終えて保安検査場を抜けると、そこは台湾だった。出発ゲートまでの待合スペースに、台湾気分を盛り上げてくれるさまざまな趣向が凝らされていたのだ。

最初に現れたのは、台湾の寺院で見かける「祈福ツリー」と繁栄や財運をもたらす縁起の良い「金猪報喜(ブタ)」のランタン。華やかでかわいいオブジェは、いかにも幸運を呼び込みそうである。人気を呼んでいたのは、「台湾美食輪投げチャレンジコーナー」。1人2投の挑戦で、成功した数に応じてドライパイナップルなどの台湾土産がゲットできるからだ。

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さらには、記念写真が撮影できるフォトスポットも充実。台湾の人気観光地・九份(きゅうふん)と、平渓・天燈祭の3Dフォトシートでは、空中に浮遊しているような不思議な写真が撮れて大人も大喜び。子供たちに人気だったのは、台湾観光局のイメージキャラクター「オーベア」。固有種の台湾黒熊(タイワンツキノワグマ)をモチーフにしたゆるキャラだ。

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「オーベア」のパネルと一緒に家族3人で記念撮影していた、神奈川県藤沢市の小菅さんにお話をうかがうと、「チャーターフライトを利用するのは初めてです。コロナでずっと旅行ができなかったので、以前に家族で旅行して楽しい思い出がある台湾がテーマというところにひかれました」と、応募した理由を明かしてくれた。楽しみにしていることは「機内食です!」と即答。「日本の風景を上空から眺められるのも魅力ですね」と続けた。

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場内には、台湾観光局スタッフが旬な台湾情報を案内するツーリストインフォメーションセンターや、「世界遺産級台湾30選」案内パネルの展示などもあって、台湾観光に行く気分MAX!――となったところで、定刻の12時。飛行機への搭乗が始まった。ちなみにフライト便名は「JL3399」。3399(サンサンキュウキュウ)は中文の発音で「長長久久」と同じだとか。日台間の友好が末永く久しく続く願いが込められているわけだ。

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友好のハート形をした飛行ルート

今回の使用機材は国際線仕様のボーイング767-300ER(A44)。駐機場には、大勢の関係スタッフが並んでお見送りだ。機内に入ると「金猪報喜」のランタンや「オーベア」の人形がディスプレイされていて、台湾ムードを盛り上げている。

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離陸後、安定飛行に入ると機長が「たくさんのお客様にご搭乗いただき感激しております」とあいさつ。約200の座席数に対し、今回の搭乗客数は153人だという。コロナ対策で同行者以外の乗客間は通路または空席で隔てることになっているため、意図的に空席を設けているのだ。募集に対し約7倍の応募があったそうなので、今回、搭乗できた人たちはかなりラッキーだ。

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注目の飛行ルートは、成田空港を離陸後、西に向かい、富士山~長野を周遊しながら、富山-小松-高知を経て、四国上空でUターンして成田に戻ってくるというもの。線で描くと、日台友好を表すシンボル的なハートの形になるというスペシャルプランで、約3時間30分のフライトになる。

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搭乗前に話を聞いた小菅さんは、上空からの景色が楽しみとのことだったが、まさにそのとおり。さまざまな形をした雲や、雪をかぶった山々、遠くまで続く北アルプスとおぼしき山脈など、刻々と移り変わる景色はずっと眺めていても飽きない。とりわけ誰もが楽しみな富士山は、その横でぐるっと周遊してくれるので、座席が右側でも左側でも窓から眺めることができる。なんともうれしい配慮だ。今回は、雲海から頭を突き出した幻想的な富士を見ることができた。

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さて、機内イベントのハイライトといえば機内食。今回のために特別に用意されたのはもちろん台湾料理だ。例えばエコノミークラスで出たのは、メインが【ハスのチマキ、カニシュウマイ、翡翠(ヒスイ)ぎょうざ、肉団子のもち米蒸しなどの点心】、サイドに【よだれ鶏・蒜泥醤(スワンニージャン)、豆腐干絲(カンス)サラダ、マンゴープリン】というメニュー。ビジネスクラスではこれにカラスミなどが付いてちょっぴり豪華になったようだ。参加者の皆さんは、パクチーや2種のスパイスソースまで付いた本格的な味に誰もが満足そうな笑顔を見せていた。

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お腹がいっぱいになったところで配られたのは、何やら赤い封筒。「紅包(ホンバオ)」という、台湾では春節(旧正月)や結婚、開店、入学などのお祝い事に欠かせないご祝儀袋だ。今回はこの中に「天燈」ミニ飾りの引換券がもれなく入っているほか、30人にはもう1枚、さまざまな賞が当たるカードが入っているという。台湾トラベルセットが当たる「行きま賞」や、台湾グルメセットの「食べま賞」、台湾ミニトートバッグの「買いま賞」などが当たった人はガッツポーズ、外れた人はガックリと、参加者は悲喜こもごもの表情だ。

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楽しい時間はあっという間に過ぎていくもので、気が付けばフライトもあと1時間弱。事前に配られた台湾観光資料を眺める人あり、台湾観光プロモーション動画を見る人ありと思い思いに台湾気分を満喫しているようだ。なかには絵葉書にメッセージを書き込んでいる人もちらほらいる。そう、今回のツアーのユニークな企画の一つとして、台湾の切手を貼った絵葉書が配られていて、あて名を書いて降機後にスタッフに渡せば、台湾観光局がそれを台湾で投函してくれるのだ。台湾の郵便局の消印が押された絵葉書を、大切な人や未来の自分に届けられるという、粋なサービスだ。

そうこうしているうちに、飛行機は着陸態勢に入り成田へ帰還。出口には先ほどのアミ族の衣装の女性らが待ち受けていて、今度は疑似出国審査だ。台湾旅行はおしまいですよと出国スタンプを押してくれる。さらに参加者には、LEDで光るミニスカイランタン飾りをもれなくプレゼント。至れり尽くせりのツアーもこれで終了だ。

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久しぶりの海外旅行気分に興奮気味

参加者に感想を聞いてみよう。埼玉から参加した安高さんは「久しぶりに飛行機に乗りました。今まで年に1度は海外旅行をしていたのに、この1年は行けなかったので懐かしい感じです。飛行機の中で食事ができたので、少しだけ海外旅行気分が味わえました。すごく楽しかったです」と語る。

同じく埼玉から来たという布施さんは「去年から何度も旅行の予定を組んだのに、コロナ禍で行けませんでした。今年1月に企画されていた台湾チャーターフライトも申し込んだら当選したのに緊急事態宣言で中止になっちゃったんです。幸運にも今回また当選したので参加しました。機内食も特別のものでしたし、入り口から出口まで台湾気分が味わえてとても良かったです」とうれしそうだ。

ツアーに同行した台湾観光局の鄭憶萍(テイ・イーピン)東京事務所長にも感想をうかがうと、「今回はたくさんの応募があったことにまず感謝いたします。我々もコロナ禍で台湾への旅がかなわない皆様に、真心を込めたプログラムをご用意しました。参加したお客様からは、料理がおいしかったとか、台湾のグッズがもらえて楽しかったという声が直接聞けて、主催者側としてとてもうれしかったです」とコメントして下さった。

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今回のエコノミークラス旅行代金は、窓側2席(2人利用)で計5万9千円。1人で参加の場合は空席を設ける必要があるので窓側2席分で4万9千円だ。翼の上の席はそれぞれ2千円安くなり、窓から離れた中央席は1席1万9千円となる。実際にどこかへ行くわけではないが、旅行気分、非日常感が味わえるこの周遊チャーターフライト。お値段が安いか高いかは、多くの参加者の満足げな表情から想像していただけるはずだ。

OVO編集部 K

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