「WBC」初回の猛攻で3点先制のアメリカ、一時逆転されるもターナーの満塁弾で準決勝進出

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  • 更新日:2023/03/19
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写真:マイク・トラウト(エンゼルス) 提供:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ
3月19日、WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)準々決勝「アメリカ代表対ベネズエラ代表」の一戦が行われ、9-7でアメリカ代表が勝利した。

アメリカ代表は、カイル・タッカーの3安打やトレイ・ターナーの満塁ホームランなどよって見事勝利を収めた。

これでベスト4進出が決まり、WBC連覇達成まで残り2試合となった。

アメリカは5番を務めるカイル・タッカーが3安打と活躍

アメリカの初回の攻撃はまさにワールドクラスだった。

ベッツ、トラウト、ゴールドシュミット、アレナドが4連打を放ち、なんと5番打者のタッカーもタイムリーを放つ。

ベネズエラのチャレンジによってカイル・タッカーは走塁死となったが、アメリカ代表が幸先よく3点を先制する。

タッカーは2打席目も2塁打、3打席目はホームランを放つなど、大活躍となった。

ベネズエラも一時アメリカからリードを奪う

初回に3点を先制し、早くもアメリカの勝利の予感が漂ったが、ここからベネズエラは意地を見せる。

やはり1次ラウンドを勝ち抜いてきたベネズエラも確かな実力を持ったチームだ。

1回の裏に3番打者のアラエスが2ランホームランで早くも1点差に詰め寄ると、5回には粘り強い攻撃で4点を奪い逆転する。

7回にはアラエスのソロホームランが飛び出し、7-5とリードをしたまま試合終盤に突入した。

アメリカのトレイ・ターナーが8回に満塁ホームランを放ち逆転に成功する

この試合で9番を務めたトレイ・ターナーが、ヒーローとなる一打を放つ。

ノーアウト満塁、0-2のカウントから、レフトスタンドへ劇的な満塁ホームランを放ったのだ。

首位打者1回、盗塁王2回という一見すると安打製造機タイプとも思えるターナーは、実は直近の2年間共に20本以上のホームランを放つなど長打力も兼ね備えているのだ。

最高の形で逆転したアメリカは、8回裏、9回裏をしっかりと「0」で抑え、見事9-7で勝利を収めた。

優勝候補アメリカが危うく敗退する可能性もあったが、ベスト4進出が決まり、大会もさらに盛り上がっていくことだろう。

投手陣はやや不安定さが目立つが、打撃陣はこのベネズエラ戦で14安打を放つなど、状態は上向きとなっている。

準決勝はキューバとの対決(日本時間3月20日8時)となる。

「アメリカ代表対日本代表」という夢の決勝戦のカードが、いよいよ現実味を帯びてきたと言えるだろう。

ケータ(スポーツライター)

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