
RIZINファイターの皇治(TEAM ONE)が11月21日、昨年4月にキックルールで敗れた芦澤竜誠(フリー)とのMMAでの再戦について2024年中の大阪大会での開催を希望した。
皇治はこの日、都内で行われた「NARIAGARI VOL.3」の追加カード発表会見に出席。会見にはK-1グループの宮田充Krushプロデューサーも出席し、NARIAGARI vs K-1の対抗戦3試合が発表された。
会見後の取材で皇治は芦澤について「お前はボランティアで俺に勝っただけ。あれは勝たせてやったんですよ。すぐ回収する。ボランティアの有効期間は1年と決めていた。その間、好きなだけ泳いでおけと。絞め落としてやりますよ」とあの敗戦を振り返る。
芦澤が大晦日に太田忍と対戦することについては「俺はそういうのは飽きた。俺はMMAを真剣にやっている。だからこそ分かることもある。挑戦というのはカッコいい。僕も偉大な選手たちに挑戦してきましたけど、挑戦することがカッコいいという時代は終わった。芦澤君が太田に勝てるわけがない。立ち技でやったら全然、芦澤が強いと思いますよ。でもMMAでしょ? どうとらえているか分からないけど勝たないと意味がない。そこは俺が一番悔しい思いをしてきた。そこは卒業かなと。しっかり勝ちをファンに見せて喜んでもらわないと、この世界で必死こいて生きてきた意味がない。そういうのは卒業。若い子がやればいい。そんなに甘い世界ではないですよ、MMAは」とMMAは甘くない!とばっさりと芦澤を切って捨てるも「まあ、俺がやったら勝ちますけどね、太田には」と相変わらずの皇治節。

しかし「太田ちゃんに勝ったらすごいよ。格闘技って100-0はないんですよ。でもこれは100-0なんすよ。それくらいきついと思います。レスラーって一番きついでしょ」とエールとも取れる発言も。
芦澤へのリベンジについては「もちろん狩りますよ。あの負けはかっこ悪かったと思う。あれだけ余裕こいてね。すべてが格闘家としてなめてたと思うし。格闘技に絶対はない。そういう面では芦澤君に感謝している。そういう昔のハングリー精神を思い出させてくれた一人には間違いないんで」と視野に入れる。有効期間を1年と定めているとなると、その実現時期についてはRIZINの2024年最初の大会になるが「自分の地元の大阪で汚点を残したんで、その大阪でやりかえしたら面白いんじゃないですか」と大阪大会での再戦を示唆した。
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