
南海放送
新居浜市の竹林で出産したばかりの男の子を放置し殺害したとして、殺人の罪に問われている母親の初公判が開かれました。
検察は、赤ちゃんは浮気相手との子どもで「浮気がばれるのを恐れた」などと犯行の動機を指摘しました。
殺人の罪に問われているのは、新居浜市船木の無職、立野由香被告(33歳)です。
起訴状などによりますと、立野被告は去年4月、出産したばかりの男の子をバスタオルで覆って自宅近くの竹林の水路に放置し殺害したとされています。
きょう松山地裁で開かれた初公判で、立野被告は起訴内容を認めました。
続く冒頭陳述で検察は、犯行の動機について赤ちゃんは浮気相手との間に生まれた子どもで「家族や交際相手に浮気がばれることを恐れ、犯行を決意した」としたうえで「強い非難に値する」などと指摘しました。
一方弁護側は、立野被告に軽い知的障害があることなどを考慮した量刑を求めました。
判決は今月27日に言い渡されます。