アプローチイップス気味なら試して欲しい! ダフリやシャンクが激減する「左足での1本足打法」

アプローチイップス気味なら試して欲しい! ダフリやシャンクが激減する「左足での1本足打法」

  • e!Golf
  • 更新日:2023/03/19

理想的な振り子運動で勝手にボールをとらえてくれる

アプローチでのミスにはいろんな種類があり、原因も様々です。というのも、人によってクラブを振る際のクセが異なっているからです。

例えば必要以上にヒザを動かしてしまう人、手首を使ってしまう人、両方同時に行う人など、数え上げればキリがありません。

一ついえることは、アプローチでミスをする人は、間違いなくインパクトでボールをクリーンにとらえていないことです。打点が大きくずれているから、ボールの手前やボールの頭を叩いてしまうのです。

【写真解説】アプローチが超苦手ならやって欲しい「左足での一本足打法」

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右足を後ろに引いて、ツマ先だけ地面に着くように構える。ボールは右足ツマ先の前にセット

そこでオススメしたいのが、左足での1本足打法です。といっても、左足1本で立つわけではありません。右足を後ろに引いて、ツマ先だけを地面に着けてアドレスします。ボールは左足ツマ先の前にセットしましょう。あとは、クラブを上げて下ろし、ボールをポーンと打つだけです。

正直、打ち方は問いません。多少手首を使おうが、ヒジが曲がったままスイングを行おうが自由です。あえて注意点を上げるなら、体がふらつかないようするだけです。実際に試してみると分かりますが、軸が1本になるためインパクトポイントが大きくずれることはありません。

いってみれば、クラブ自体が理想的な振り子運動を行うため、確実にボールをとらえてくれるのです。右足に体重が残り過ぎてボールの手前をダフる人や、ダウンスイングで右肩が前に出てトップやシャンクが出るような人には特にオススメです。

絶対にミスしたくないときは1本足打法で打とう

アプローチが苦手な人のアドレスに多いのが、極端に左足を開いたオープンスタンスです。この構えだと、インパクトで右ヒザが前に出やすく、ボールがネック部分に当たってしまうのでシャンクが出ます。もしくは体重が右足に残りすぎてダフリになります。

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最初は違和感がある一本足打法だが、確実にミート率はアップ。慣れてきたら徐々に右足の位置を戻していく

そういう人こそ、この左足での1本足打法を試すべきです。最初はかなりの違和感があると思いますが、実際に打ってみるとオープンスタンスで構えた時よりも確実にミート率が上がっていることに気づくでしょう。

練習場では、最初に1本足でアドレスし、徐々に右足を下げる度合いを小さくしていきます。最終的に両足をスクエアにした状態でアドレスして、1本足打法のときと同じボールのとらえ方ができればOKです。

もちろん、右足を戻しても軸は左足になります。アプローチの調子が悪くなったら、また1本足打法に戻しましょう。もちろん、コースでどうしてもミスをしたくないときは、1本足打法でアプローチして構いません。

取材協力・PREMIUM Golf Studio(東京都渋谷区)

【指導】植村啓太(うえむら・けいた)

1977年生まれ。16歳からゴルフを始め、ツアープロを志し研修生やアメリカ留学を経験する。21歳からティーチング活動を始め、23歳でツアープロコーチに。現在まで数多くのシード選手と契約を結ぶ。また、慶応大学ゴルフ部のテクニカルコーチも務め、「K‘s Island Golf Academy」をスタート。現在は代官山にメンバーシップアカデミーの「代官山スタジオ」をオープン。大阪にあるゴルフ&ボディスタジオ「GOLDIA」で、自身初のプロデュースを手掛ける。

山西英希

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