「UBSグローバルDX株式ファンド」、UBSが10年ぶりにグローバル株式アクティブファンドを新規設定

「UBSグローバルDX株式ファンド」、UBSが10年ぶりにグローバル株式アクティブファンドを新規設定

  • モーニングスター
  • 更新日:2020/09/17
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UBSアセット・マネジメントは10月15日、デジタル・トランスフォーメーション(DX)を切り口とした「UBSグローバルDX株式ファンド」(資産成長型)(予想分配金提示型)を新規に設定する。「デジタル技術を駆使した、あらゆる分野に広がる産業構造・生活スタイルの変革を意味するDXは、2010年代をリードしてきたGAFA(グーグル、アップル、フェイスブック、アマゾン)に代表されるICT(情報通信技術)成長株相場を引き継ぐ2020年代のけん引役になり得る」(同社執行役員投信営業本部長の佐藤輝幸氏)と、2009年10月設定の「UBS次世代テクノロジー・ファンド」以来、約10年ぶりのグローバル株式アクティブファンドの設定になる。

同ファンドと同じ運用戦略で運用するファンドは、年初にルクセンブルク籍で設定し、富裕層向けに販売して残高が約1500億円規模に達する評価を得た。パフォーマンスも好調で、1月28日から8月末まで信託報酬控除後でプラス17.8%と、同期間のMSCI ACWI指数のプラス1.6%を大きくアウトパフォームしている。

コロナショック後に、DX関連ファンドが国内で設定されているが、同ファンドについては、「新ファンドは、コロナショックを機にDXが大きく注目されたから後追いで作ったのではなく、今年から5G(第5世代移動通信システム)の商用化などインフラが整うことを背景に、これからはデジタル化が社会や生活様式を大きく変える大テーマになると考えて設定しています。コロナでDXが加速したことは事実ですが、当ファンドは設立の趣旨から、社会がデジタル化していくという大きな枠組みで変化を捉えているところが、コロナショック後のDX関連ファンドとは異なるところだと思います」(同社投信営業部アソシエイト・ディレクター新原大氏)と違いを強調している。

その点で、同ファンドが注目している社会の動きについては、「デジタル化の進捗度合いは、現在は、情報技術、メディア、金融・保険などが先行し、小売などにも広がっていますが、今後は、ヘルスケアや食品・飲料、建設、農業など、現在のところはデジタル化が進んでいない産業についても幅広くデジタル化の波が伝わると考えています。この大きな社会の変化を捉え、デジタル化技術を活用することで飛躍的な成長を遂げることが期待される企業に投資するのが『UBSグローバルDX株式ファンド』です」(新原氏)としている。

たとえば、DXを活用することでビジネスモデルを変革し、新たな成長分野を切り開きつつある企業には「ディズニープラス」が成長する米国のウォルト・ディズニー・カンパニーなどがある。また、DXによって業界の慣習を打破する新たなビジネスモデルを創造している中国のオンライン教育会社のTALエデュケーション・グループなどを投資対象銘柄としてあげる。さらに、デジタル・インフラの提供企業としてサイバーセキュリティやグラウドサービス会社にも成長期待が大きいとする。

さらに、富裕層向けビジネスで世界最大規模のUBSグローバル・ウエルス・マネジメントが主要な長期投資テーマとテーマに関連する銘柄のユニバースを定義し、UBSアセット・マネジメントが徹底したファンダメンタルリサーチを行ってポートフォリオを組み上げるなど、UBSグループが総力を挙げてベストな投資アイデアとポートフォリオで運用する点も同ファンドの特徴である。UBSの運用力は、2009年に設定した「UBS次世代テクノロジー・ファンド」が、過去10年の年率リターン18.38%、過去5年は同18.61%など、類似ファンド平均を大きく上回る運用成績を残していることにもうかがえる。

UBSアセット・マネジメントの佐藤氏は、「コロナショックからの回復過程でGAFAに代表されるようなICT銘柄が大きく値上がりし、DX関連といえばテクノロジー企業に限定されるようなイメージがあるかもしれませんが、DX関連のすそ野は広く、スポーツ用品メーカーや建設、農業にまで様々な可能性が試されています。当ファンドはDXを切り口に、改めてグローバル株式の成長の魅力に投資するファンドです。これから、長期で資産形成をお考えの皆様に、ぜひご検討していただきたいと思います」と、新ファンドを幅広い投資家に活用してほしいと呼びかけている。(図版は、「UBS次世代テクノロジー・ファンド」の過去3年間のトータルリターン推移)

徳永 浩

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