“最強寒波”各地の影響は 水道管トラブルに農家で深刻な被害も

“最強寒波”各地の影響は 水道管トラブルに農家で深刻な被害も

  • FBS福岡放送
  • 更新日:2023/01/25
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「10年に一度」という“最強寒波”で、26日にかけても氷点下の厳しい冷え込みが続きます。福岡と佐賀では大雪のおそれはなくなりましたが、交通機関の乱れは続いていて、スリップ事故や水道管の凍結などが相次いでいます。

「10年に一度」という“最強寒波”で、26日にかけても氷点下の厳しい冷え込みが続きます。福岡と佐賀では大雪のおそれはなくなりましたが、交通機関の乱れは続いていて、スリップ事故や水道管の凍結などが相次いでいます。

今シーズン最強の寒波の影響で、24日から雪が降り始めました。

■樋口記者

「午後9時の大牟田市です。雪が積もっていて、あたりは真っ白。細かい雪と強い風で視界が悪いです。」

24日夜の福岡県大牟田市は、雪と風が吹きつけ、信号と車のライトだけがかろうじて見える状態です。

■川崎記者

「福岡都市高速の天神北入り口はゲートが閉まっていて、車が通れないような状態になっています。現在、間違えてでしょうか、車が進入しバックしています。」

交通機関も乱れました。福岡都市高速道路の通行止めは25日午後3時半ごろ解除されましたが、北九州都市高速は午後5時現在も一部で通行止めが続いています。

福岡の名物にも、寒波の影響はありました。

■川崎記者

「ふだんならこのあたり、数軒の屋台が並んでいるが、きょうは1軒しか営業していません。」

24日夜は、多くの屋台が休業していました。そんな中で営業を続ける屋台を取材しました。

厳しい寒さの中でも、店は満席になっていました。

■大阪から来た人

「福岡来たら(屋台に)行きたいと思っていたんですよ。もっと(たくさんの屋台が)並んでいると思っていて。歩いていて、全然見つけられなくて、やっと見つけたのがここで。だいぶ(体が)温かくなりました。」

たとえ寒さで客足が少なくなったとしても、店主には店を開ける理由があったといいます。

■博多っ子純情屋台 喜柳・迎敬之さん

「(客から)こんな中、開いていてうれしいって言われましたもんね。そういう声に僕たちは応えないといけないと思っているので。」

■山本記者

「きのうの寒さからの影響でしょうか。日がさす時間帯なんですが、池ではこのように一面凍っています。」

一夜明けて、福岡県内では25日、八女市で氷点下6.3℃、添田町で氷点下5.9℃を観測するなど、県内のすべての観測地点で氷点下を記録し、多くの場所で今季最低となりました。

交通機関は大きく乱れ、福岡県久留米市では西鉄バスが始発から運行を見合わせ、多くの通勤客に影響が出ました。

■通勤客

「いま来て、職場に急がないといかない。そんなに遠くはないが、たぶん歩きます。」

歩くときに注意しないといけないのが、路面の凍結です。次々に人が倒れ込んでいます。皆さん慎重に歩いていますが、凍った路面で滑って、転倒する人が相次ぎました。自転車の人も足を地面につけて、スピードを落としながら走っていました。

車のトラブルに対応するJAFにも、救援を求める依頼が相次ぎました。

■占部記者

「現在道が凍っていて、かなり滑りやすくなっています。その影響で、スリップした車が道路を塞いでいます。」

凍結した坂道を上ろうとしてスリップした車は、チェーンなどの装着はしていません。駆けつけたJAFの隊員が作業を始めます。

■JAF福岡支部ロードサービス隊・茅野一喜班長

「後ろの駆動輪がスリップしている状態なので、応急的な布チェーンを取り付けてスリップを解消している状態。」

しかし、簡易的なチェーンを付けても、凍結した坂を上ることはできません。安全な場所まで動かし、迂回して目的地へと向かいました。

JAFによりますと、24日から25日正午までに、福岡県内で車のスリップやチェーンの装着などによる出動依頼が約540件あったということです。ふだんの2倍の件数です。

福岡県福智町では24日夕方、51歳の会社員の男性がスリップした車にはねられ、死亡する事故も起きています。

■JAF・茅野班長

「一目見ただけでは乾いている路面でも、凍結していたり。幹線道路は乾いていても(道を)一本入るとスリップして凍結して上れない。スピードを控えて車間距離を多く取るというのが一番重要。」

水道管から激しく水が噴き出しています。寒さによる凍結の影響とみられる水道管のトラブルも相次ぎました。

福岡県大牟田市の大牟田駅の近くにあるハンバーグ店を訪ねました。

■ハンバーグの店志摩・吉井基輝店長

「大丈夫かなと思って来たんですけど、全く(水は)出なくて。」

水道管が凍結し、厨房にあるすべての蛇口から水が出なくなっていました。2つの水道管のうち、影響がなかった水道管の水を温め、凍結したとみられる水道管にかけてみますが、厨房の水は出ません。大牟田市では、水道管が凍結する被害が相次ぎました。

開店時間の午前11時、断水に備えてためていた水を使い何とか店を開けましたが、店内での食事はできない状態です。

■吉井店長

「きょうはお弁当だけですね、テイクアウトとデリバリーだけ。水が出ないってこんなに大変なんだって。洗い物できない、何もかもですね。お客さんに出すお冷も出せないし。」

福岡県直方市の農家では、深刻な影響が懸念されています。

■スマイル農園・小南一寛社長

「これはホウレンソウの露地もの。前回の12月の雪で真ん中が黄色くなっている。被害が出ている。やっぱり霜、それに雪、3度以下になるとダメ。」

去年12月の雪で黄色く変色したホウレンソウは、今回の寒波で、さらに大きな影響が予想されるといいます。

■小南社長

「1週間後にかなり葉っぱが黄色くなると思います。おそらくほとんど収穫できない。」

2週間後に収穫を予定していましたが、今後変色して収穫できなければ、被害額は100万円以上になるということです。

■小南社長

「ビニールでトンネルというか作物を覆ったりすればよかったが、これほど雪が降るとは思っていなかった。」

■須田キャスター

「雪がちらついている。寒さ対策をしながら観光を楽しんでいます。」

福岡県太宰府市の太宰府天満宮では、観光を楽しむ人もいました。

■観光客

「(Qきょうはどちらから)沖縄から。生まれて初めて雪を見た。交通に影響があったが、(雪を見て)感動しています。」

■観光客

「岡山から来ました。国家試験の合格祈願のため来た。新幹線が遅れたけど、たどり着けてよかった。」

一方、北九州市の私立小中学校では思わぬアクシデントも起きました。大きな鍋を車に積み込むのは、校長先生です。

■北九州子どもの村中学校・高木秀実校長

「子どもたち大好きでね。待っています。」

鍋の中身は、子どもたちの食事です。学校は山の上にあることから、道路が凍結して業者が運べず、校長先生がみずから運ぶことになったのです。

そんな苦労も知らず、学校では子どもたちが大はしゃぎです。

■重信記者

「一面、銀世界の学校では子どもたちの元気な遊び声が響いています。」

25日は臨時休校でしたが、学校の寮から通う子どもたちが雪遊びを楽しんでいました。雪だるまを作ったり、滑り台を作ったりしていました。

■子ども

「いつもよりたくさん降っているんで、すごい楽しい。」

福岡と佐賀で大雪のおそれはなくなりましたが、26日にかけても氷点下の厳しい冷え込みが続きます。

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