【前編】「OMO7大阪」に行ったら天国のような"超ディープな街"に出会った

【前編】「OMO7大阪」に行ったら天国のような"超ディープな街"に出会った

  • マイナビニュース
  • 更新日:2022/09/23
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1914年に軽井沢で温泉旅館を開業し、2022年で108年の歴史を数える星野リゾート。「旅を楽しくする」をテーマに、「星のや」「界」「リゾナーレ」「OMO(おも)」「BEB(ベブ)」のサブブランドを展開し、2022年4月以降は新たに6施設をオープン予定です。今回はそんな新しいワクワクを生み出し続ける星野リゾートに注目! 今こそチェックしたい話題の施設を深掘りしていきます。

第9回目は、2022年4月にオープンした「OMO7大阪 by 星野リゾート」。施設があるのは、"なにわのエッフェル塔"こと通天閣で知られる「新世界」をはじめ、なにわのソウルフードが集まるローカル度200%のエリア。これはきっと、オモロウマい旅ができるに違いない!!

ということで、今回は「OMO7大阪」に2泊3日で泊まって、ディープな下町を遊び尽くしてきました。……結果は、期待以上! テーマパークよりも胸が高鳴る、ひたすらに楽しい旅をご覧ください。
■大阪初上陸!「OMO7大阪 by 星野リゾート」誕生

大阪をキタとミナミに分けると、ミナミはコテコテ感強めなエリア。「OMO7大阪」はそんなミナミにあり、わたしたちが心に描く"ザ・大阪"な観光が楽しめます。

アクセスは、JRや南海電鉄「新今宮駅」からすぐ。新大阪や大阪、なんば、天王寺など、大阪の主要駅へ乗り換えなしで行けるのも大きな魅力です。

さて、到着してまず驚くのは、その大きさ。これまで星野リゾートに泊まったことがある方なら、圧倒されるほどのスケール感に思わず息を飲むはず。

胸の高鳴りを感じつつ、館内へ。一歩足を踏み入れると、アーティスティックな空間が出現します。

これは何かお分かりでしょうか?

ヒントは、大阪名物の丸い食べ物。そう! たこ焼きです。よーく見ると、奥にたこ焼きをひっくり返すピックまで描かれていています。

「OMO7大阪」は「なにわラグジュアリー」を合言葉に、「笑い」と「おせっかい」を採り入れたおもてなしと、星野リゾートらしい上質で贅沢なステイを味わえる施設です。館内には遊び心とホスピタリティあふれる、ディープな仕掛けがちりばめられています。

「OMO7大阪」を語る上で外せないのが、広々としたガーデンエリア。新今宮の「みや」と青々したグリーン「ぐりん」から、「みやぐりん」と名付けられています。

晴れた日には、鮮やかな緑が目に飛び込んできて気持ちいい! ふかふかの芝生でひと休みするのもよし、好きな椅子に座ってまったりするのもよし。電車好きなら、ホーム近くの席で行き交う電車を眺めるのもツウな楽しみ方。居心地の良さは抜群で、お気に入りの場所を探してお散歩したくなります。

ちなみに「みやぐりん」は、館内のカフェやレストランを利用すれば、宿泊者以外の利用もOK。せっかく大阪に来たのなら、立ち寄らない手はありません。

客室数は436室。定員3名までの「ツインルーム」、2段ベッドを備えた「だんだんルーム」、そして6名まで一気に泊まれる「いどばたスイート」など全8タイプを用意しています。

今回泊まったお部屋は、なにわのランドマーク「通天閣」を独り占めした気分に浸れるデラックスルーム。なんとか見えるレベルではなく、思わず「通天閣ちかっ!」と声が出てしまう贅沢なロケーションです。

窓に近づくと、通天閣がさらに大きく……! 部屋にいながらにして、大阪見物をしている気分を味わえます。

うれしいことに、「OMO7大阪」は全室、バス・トイレが別々のセパレートタイプ。旅の疲れを、ゆっくり湯船につかって癒やせるのはうれしいですよね。
■【16:00】「ほないこか、ツウな新世界さんぽ」へ出発

ここに来たら、うまい・安い・クセになる、ディープな旅をしなきゃもったいない! ……とはいえ、おっちゃんだらけのエリアに、いきなり女子1人で飛び込むのはレベルが高すぎますよね。

そんなとき、心強い味方になってくれるのが、「OMO」おなじみのご近所アクティビティ。これは、街を知り尽くした星野リゾートのスタッフさん(通称OMOレンジャー)が、ガイドしてくれるというもの。「OMO7大阪」には、3つのご近所アクティビティがあります。

「ほないこか、ツウな新世界さんぽ」(無料)
「めっちゃ串カツどっぷりツアー」(1,000円/人)
「ええだし出てますわツアー」(無料)

この中から、まずは「ほないこか、ツウな新世界さんぽ」にトライ。夕方4時から1時間かけて新世界をガイドしてくれるから、最初に「新世界って、こんなとこ」を知るのにもってこいです。

基本的には、前日22時までの予約が必要ですが、空いて入れば当日参加もOK。予約し忘れちゃった人も、あきらめずにスタッフに聞いてみるといいでしょう。

この日のガイドは、大阪生まれ大阪育ち。やそちゃんの愛称で親しまれる、大阪っ子の八十田さん。小柄なボディをフル稼働して、コテコテな新世界を元気いっぱいに案内してくれます。

「あっ、OMOレンジャーではなく、OBA(オバ)レンジャーと呼んでくださいね」開口一番のギャグに、いきなりクスッとしてしまう。さすが笑いであふれた街・大阪。やそちゃん、よろしゅうたのんま~す!

やそちゃんの軽快なトークで盛り上がっていると、あっという間にレトロな商店街「ジャンジャン横丁」に到着。長さ約180m、幅約2.5mの道には、さまざまなお店が並びます。

「ジャンジャン横丁」の正式名称は「南陽通商店街」。その昔、通りの向こうには遊郭があって、「うちでご飯を食べてって~」という呼び込みのための三味線や太鼓が"ジャンジャン"鳴り響いたことから、この名前がついたのだとか。

ここは戦後、大阪で最初に復興した元気な横丁ですが、今もなお元気いっぱい。在りし日の"昭和"がそこかしこに残っています。

聞けば、通天閣周辺だけで200周以上は歩いたという、やそちゃん。「そら、痩せるはずないわな~」とニンマリ。これはおいしいお店をたくさん知ってるに違いない!

そんなやそちゃんが教えてくれたのは、大阪名物ミックスジュース発祥のお店「千成屋珈琲」。もともと果物店だった初代が、熟しすぎた果物をジュースにしたのがミックスジュースのはじまりだとか。

コロナ禍で長らくおやすみしていましたが、2022年6月に営業再開。ミックスジュースを飲むなら、ここは外せません

ずんずん横丁を進んでいくと、ガイドブックでおなじみの串カツの有名店「てんぐ」が見えてきます。そして、お向かいには、昭和感満載の将棋クラブ「三桂クラブ」が。中をのぞくと、レトロな空間で地元のおっちゃんたちが将棋を指しています。

実はここ、新世界唯一の将棋愛あふれるクラブ。将棋の王者・阪田三吉さんも、ここでよく対戦していたと言います。

料金は、1時間たったの300円、1日中遊んでも1000円と破格。将棋好きなら、力をつけて参戦するのも良いかもしれません。

その先は、立ち飲み屋さんがずらり。通りかかったお店の看板には、「西成モーニング」の文字が書かれています。えっっっ、モーニングってお酒なの? しかも、お酒に卵と一品がついて380円……って、めっちゃ安いで!!

やそちゃんに聞いてみると、「当たり前ですやん。朝からご機嫌の良い人たちが、このあたりウロウロしていますわ」とさらり。

おっちゃんたちが楽しそうに盃を交わす姿は、まさに人生を謳歌している光景。今すぐ乾杯したい衝動にウズウズかられますが、ここはぐっと我慢です。

「ジャンジャン横丁」を通り抜けると、その先がまた濃い! よくTVで見かける、いわば"大阪のおばちゃんの制服的"なアニマル柄の服を扱うお店に遭遇します。

「わたしも持ってますわ~」と、すかさずやそちゃんが一言。さすが、大阪っ子です。お見それしました。

楽しさであふれかえった新世界は、毎日がお祭り日和です。懐かしの射的場もちらほら。昭和レトロなゲームセンターは、令和の若者が集う人気スポットになっています。

閉店により「づぼらや 新世界店」のふぐちょうちんは撤去されましたが、この界隈は、ド派手な巨大看板だらけ!どこを撮っても映える、フォトスポットの宝庫です。

ついに、なにわのランドマーク、通天閣へ到着。ふと上を見ると、どこか見覚えのある天井画が目に飛び込んできます。これは、「OMO7大阪」で心わしづかみされた「クラブ洗粉」を手がけるクラブコスメチックスが寄贈したもの。現在の通天閣は2代目ですが、初代・通天閣のエントランスにあった天井画の復刻版になります。

見上げれば、どこかパリのエスプリさえ感じられます。なんてエレガントなの……!

やそちゃんに聞くと、「OMO7大阪」の土地には、もともとクラブコスメチックスの化粧品工場があったのだとか。そう考えると、「OMO7大阪」と「通天閣」は不思議な縁を感じますよね。

そんな通天閣の足元には、ほっこり可愛いスイーツもあります。それがこのパクっと一口サイズで食べられる、一口カステラ。言わずもがな、モチーフは幸運の神様「ビリケンさん」です。

神様を食べちゃうなんて、良いんですか? 一瞬戸惑いますが、焼きたてを食べられるとあって、テンション爆上がり。袋を開ける前からふわんと甘い香りが漂い、幸せがだだ漏れです……!

ビリケンさんを味わった後は、純喫茶めぐりの旅へ。通天閣の真下にある「喫茶 ドレミ」へやってきました。ここは、昭和レトロブームにのっかって、若者の間で"エモい!"と大人気。中も外も「古き良き喫茶店」といった風情があり、昭和の純喫茶そのもの。タイムスリップしたような非日常感にときめきます。

先ほどの「喫茶ドレミ」は王道ですが、もう1店舗、やそちゃんお気に入りの穴場を教えてもらいました。

「喫茶ブラザー」は、昭和25年創業の老舗。初めてでも入った瞬間、安らぎの場だと感じられるほっこり系です。実はここ、高橋一生さんが出演するドコモCMのロケ地にもなっていて、ひっそり高橋一生さんのサインが飾られています。

また入り口に飾られた、ミックスジュースを差し出す美女の画像は、昭和の香りがプンプン。よく見ると、初代・通天閣も写っていて、心ゆさぶられます。

最後に向かったのは、大阪っ子たちの憩いの場・スパワールド。ドデカイ館内には、アジアゾーンとヨーロッパゾーンの世界各国をイメージしたお風呂があって、あったか~いお風呂に入りながら世界各国を旅できます。

……ですが、今回スパワールドに来た真の理由は、お風呂ではありません。ここでないと見られない、レアな通天閣を眺めること。

どんな景色かは、あえて秘密にさせていただきますが、「こんなにもディープな通天閣があっただなんて……!!」と軽く衝撃を受けました。ぜひツアーに参加して、今まで見たこともないような通天閣を楽しんでみてください。
■【18:00】館内のレストランでディナー

そうして、新世界をめぐるガイドツアーは終了。「OMO7大阪」へ戻りハイテンションのまま、夕食を食べにレストラン「OMO ダイニング」へ向かいます。

施設がある大阪は、かつて「天下の台所」と称されたグルメシティー。そんな大阪の街ならではの"食への感度の良さ"が、レストランでどんな風に発揮されるのでしょうか。食べる前から期待が高まります!

ディナーコースは2種類。大阪の郷土料理がテーマの「Naniwa Neo Classic(なにわネオクラシック)」と、新世界名物・串カツから着想を得た「Naniwa KUSHI Cuisine(なにわ串キュイジーヌ)」。

「Naniwa KUSHI Cuisine」では、一品目からうれしい一撃をくらいます。れんこん、カニクリームコロッケ、エビフライなど、見た目も麗しい5種の串カツが登場。銀色の四角い器は、あの串カツのソース缶をイメージしたもの! 遊び心あふれる器もステキです。

食べてみると、一口ごとに味も食感もことなり、次の一口が待ち遠しいほど……! うま味を通り越した、深い味わいに酔いしれます。

「Naniwa Neo Classic」は、胸が高鳴る演出がすばらしい! お料理が運ばれた瞬間、ほほえむお客さんでいっぱいです。

白い霧とともに、ふぐのてっさをアレンジした料理が姿を現したり、大阪でウナギの頭を意味する「半助」の文字がお皿に描かれていたり。なにかとフォトジェニック。筆者も何度となく「わあ、きれい!」「すご~い!」と歓声を上げました。
■【20:00】夜はたこ焼き食べ放題&ビール飲み放題

大充実の1日目ですが、お楽しみはまだ続きます。夕食後に向かったのは、みやぐりんでのイベント「PIKA PIKA NIGHT」。夜8時から10時までの2時間、宿泊者限定で毎日開催しています。

ここでのお楽しみは、たこ焼きの屋台。なんとたこ焼き発祥のお店「会津屋」さんのたこ焼きが、無料でふるまわれるんです!

しかもたこ焼きは2種類あって、出汁のうま味を感じられる「元祖たこ焼き」と、タコの代わりに牛すじやコンニャクなどが入っている「元祖ラヂオ焼き」を食べ比べできるのがうれしい。

また、ふわとろなたこ焼きと相性抜群のクラフトビール「Derailleur Brew Works(ディレイラブリューワークス)」2種も飲み放題! ビールに目がない筆者にとっては、夢のような時間でした。

夜は、ファンタスティックな映像演出も見逃せません。「OMO7大阪」の壁をキャンパスに見立てた映像は、かなりの見応え。季節によって内容が変わるので、何度も足を運びたくなります。

ちなみに、秋はモミジのレトロゲーム風テトリスが映し出され、特別感たっぷり。テトリス好きのツボをグイグイ押します。

後編では、新世界で串カツ店のはしごや、ほんまもんの食材が集まる「大阪木津卸売市場」をめぐります。まだまだ続く、ディープな2泊3日の旅をぜひお楽しみください。

■Information
OMO7大阪(おも) by 星野リゾート
【場所】大阪府大阪市浪速区恵美須西3-16-30

安藤美紀 あんどうみき 猫好きのフリーライター。2012年より独立し、全国津々浦々、旅をしながら見過ごすのはもったいない+αのワクワクするような旅情報を発信してます。これまで書いた記事の数は、700本以上。温泉ソムリエマスター、健康入浴指導士でもあります。温泉、ドライブ旅、グルメ、ディズニー系が得意。 この著者の記事一覧はこちら

安藤美紀

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