【俺の楽器・私の愛機】253「じゃじゃ馬 Where To Go」

【俺の楽器・私の愛機】253「じゃじゃ馬 Where To Go」

  • BARKS
  • 更新日:2021/06/11
No image

【Fender / Japan Exclusive Classic 70s Mustang】(東海道線沿線 元オタク アラサー)

No image

TVアニメ「けいおん!」が放送されたのは2009年のことである。
その流行は楽器好きからしてみれば、さぞ冷ややかな目で見られたことだろう。
楽器なんて一切触らなかったオタク達がこぞって楽器を始め、作中でモデルとなったギターやベースが飛ぶように売れた。
だが、当時ただのオタクであった私が実家に捨ててあったYAMAHAのLPモデルを手にとったのも、本作の影響が大きい。

さて、作中で主人公の後輩の少女が用いるギターが「むったん」という愛称のついた、FenderJapanのMustangモデル、MG69(MH/CAR)である。
アニメの放送開始から6年後、2015年にFenderJapanブランドは終了したため、MG69も終売となった。
だがFender社はFenderJapanブランドと同仕様のJapan Exclusiveシリーズを継続したため、しばらくの間、事実上のMG69を入手することができた。
しかしこれもMIJ Traditionalシリーズの登場により随時置き換えられ、2018年にはMG69もついに各仕様が変更されたモデルになり、今度こそ終売となった。
このままだと新品のMG69を手に入れれなくなってしまうと考えた私は、ネットで在庫のある店舗から2018年に本ギターを購入した。

No image

宅急便で送られてきたそのギターを弾き、その見た目に惚れ惚れした後、そして音を出し、閉口した。
なんと軽々しく、薄っぺらい音なんだろう。
それが持ち味だと言われてしまえばそうなのだろうが、私にとってはまったく気に食わない。
気に食わないところは、弾けば弾くほど出てくる。
スイッチは使いづらいことで有名だが、それ以上に突起が大きく、手に当たると痛い。
トレモロは手が触れただけで音が変わるくらい不安定で、サスティンは伸びないし、ピックアップの出力も弱い。

ここで思い出したのが、私の大好きな90~00年代のロックバンド達である。
彼らは日本製の安ギターや過去の不人気機種に対し、リアに高出力なハムバッカーを乗せるなどの改造をよく行っていた。
Mustangであれば、Kurt CobainがリアにJBやHot Railsを載せ、ブリッジをT.O.M.にしたモデルを使用していたのが有名である。
私は彼女の使っていたMG69と同じものが使いたいので、その見た目は変えたくない。
その上でサウンドは、大好きなあのサウンドがほしい。

そう思い立ち、少しずつ改造を始めた。
リアP.U.はフルサイズのハムを乗せると外見に影響があるため、シングルサイズのHot Railsをチョイス、ロゴは目立つので塗装し消した。
ブリッジは弾きやすさを重視しT.O.M.でなくMastery Bridgeを選び、トレモロには強化スプリングを入れ、サスティンとチューニングの安定性を確保。
スイッチにはスペーサーを入れザグリのギリギリまで背を低くし、ポットはCTS、コンデンサはOrangeDrop、スイッチとジャックはSwitchcraftにそれぞれ交換し…。
大好きな彼女のギターの見た目をそのまま、憧れたギタリストのサウンドに近づけるように…。

そうやって3年間細々と弄ってきたのがこのギターだ。
さあ、このじゃじゃ馬の次は何を弄ってやろうか。まぁ何が変わったとて、普通の人にはわかるまい。
このギターはどこからどう見たって、彼女と私の「むったん」でしかないのだから。

No image

◆   ◆   ◆

即戦力を内に秘めたむったん、最高っすね。そもそもムスタングは、ご指摘の通りのギターで、アームもプニョプニョ、出力は小さく、心もとないサウンドがデフォ。でもそれを手なづけへろへろと暴れる小娘をグルーブさせるというのがムスタング使いの醍醐味で、カート・コバーンはもちろんCharやトッド・ラングレン、エイドリアン・ブリューといった名手たちが、その魅力を開花させました。とはいえ、一番キュートに使いこなしたのはあずにゃんですけどね。(JMN統括編集長 烏丸)

★皆さんの楽器を紹介させてください

「俺の楽器・私の愛機」コーナーでは、皆さんご自慢の楽器を募集しています。BARKS楽器人編集部までガンガンお寄せください。編集部のコメントとともにご紹介させていただきますので、以下の要素をお待ちしております。

(1)投稿タイトル
(例)必死にバイトしてやっと買った憧れのジャガー
(例)絵を書いたら世界一かわいくなったカリンバ
(2)楽器名(ブランド・モデル名)
(例)トラヴィス・ビーン TB-1000
(例)自作タンバリン 手作り3号
(3)お名前 所在 年齢
(例)練習嫌いさん 静岡県 21歳
(例)山田太郎さん 北区赤羽市 X歳
(4)説明・自慢トーク
※文章量問いません。エピソード/こだわり/自慢ポイントなど、何でも構いません。パッションあふれる投稿をお待ちしております。
(5)写真
※最大5枚まで

●応募フォーム:https://forms.gle/XX72yo6Ph3BwqQHE9

◆【俺の楽器・私の愛機】まとめページ

この記事をお届けした
グノシーの最新ニュース情報を、

でも最新ニュース情報をお届けしています。

外部リンク

  • このエントリーをはてなブックマークに追加