
ヘンリー王子とメーガン妃がイギリス王室から離脱し、高位メンバーとしての公務から引退すると発表してから、すでに1年が過ぎた。それでも、私たちのなかにはずっと、「イギリスを離れているのは夫妻にとっての長い休暇であってほしい、いつか戻ってくるのでは?」との期待があった。
けれど、そもそも低かったその可能性はどうやら、さらに低くなってしまったもよう。その理由は、サセックス公爵夫妻が昨年の夏、LAに邸宅を購入したことだけではない。メーガン妃はもはや、イギリス国籍を取得する資格を失ってしまったそう。そして、関係筋が『テレグラフ』紙に明らかにしたところによると、同妃にはイギリス国籍を取得する「理由がない」とのこと。
これがなぜ大きな問題かというと、ケンジントン宮殿が2017年、メーガン妃がヘンリー王子と結婚する前に、同妃は二重国籍の取得を申請すると発表していたため。
その手続きのためには、メーガン妃は3年間、イギリス国内に居住している必要があった。でも、同妃はその期間が経過する前に出国してしまったため、申請は「無効」ということに。

ただ、エリザベス女王の公式誕生日を祝うパレード、「トゥルーピング・ザ・カラー」はロイヤルファミリーにとっては公式行事である以上に家族の行事であることから、今年はメーガン妃とヘンリー王子も出席する可能性があるとのこと。
パレードには通常、1400人以上の兵士たちと200頭の馬、400人からなる楽団が参加し、6月12日に開催される。もちろん、新型コロナウイルスのパンデミックが続いていることを考えれば、今年も通常通りの開催とはならないかもしれない。けれど、関係筋の話によれば、エリザベス女王は可能な範囲内での開催を強く望まれているとのこと。
つまり、今年はバッキンガム宮殿のバルコニーに集まり、揃って手を振るロイヤルファミリーのなかに、ヘンリー王子とメーガン妃、そして長男アーチーの姿も見ることができるかもしれないということ。実現されることを期待したい。
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