第95回記念選抜高校野球大会が18日、兵庫県西宮市の甲子園球場で開幕した。21世紀枠の3校を含む36校が出場し、14日間にわたり熱戦を繰り広げる。

開会式で選手宣誓する高松商の横井亮太主将(18日午前、兵庫県西宮市の甲子園球場で)=枡田直也撮影
「多くの方々が、私たちが全力で野球をできる環境を作ってくださいました。そしてこの春、甲子園に声を出しての応援が戻ってきます」。開会式で選手宣誓を務めた高松商(香川)の横井亮太主将は、コロナ禍での経験を踏まえ、周囲への感謝の言葉とともに、コロナ禍前の日常へ戻ることへの期待感を示した。
高松商でも昨夏、部内でコロナの感染者が出て、思うように練習ができなかったという。開会式後、取材に応じた横井主将は「支えてもらった多くの方々にメッセージを届けたかった。自分たちのプレーで明るさを伝えられたら」と述べた。