大人気集団QuizKnockメンバーが答えた 「かつて好きだったクイズ番組は?」

大人気集団QuizKnockメンバーが答えた 「かつて好きだったクイズ番組は?」

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  • 更新日:2021/04/08
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座談会はワイワイガヤガヤ大盛り上がり!左から、山本祥彰さん、伊沢拓司さん、ふくらPさん、こうちゃん(写真/掛祥葉子)

いま大人気のクイズ集団「QuizKnock」。伊沢拓司さんをはじめとするメンバーはどんなふうにクイズに親しみ、強くなるための努力をしてきたのだろうか? 好評発売中の『クイズで88本ノック 最強クイズ集団からの“謎解き”挑戦状』(朝日新聞出版)に掲載されているメンバー座談会をお送りする。

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*  *  *

――みなさんがクイズに興味を持ったきっかけを教えてください。

山本祥彰(以下、山本) ぼくはちっちゃいころから、テレビでクイズとか謎解きには親しみがありましたね。

こうちゃん(以下、こう) 「IQサプリ」とか「Qさま」とかね。何ならぼくが中学生のころには伊沢さんが「高校生クイズ」に出ていて、普通に一視聴者として「開成高校の伊沢さんって人、スゲーな」って思ってました。

山本 ぼくらの世代(山本・こう)が高校生クイズを見てたころって、ちょうど難問が出ていた時代で、「スゲーかっこいい!」って。それもクイズとの出合いでもあるかも。

伊沢拓司(以下、伊沢) オレたち(伊沢・ふくらP)とはちょっと世代差もあるよね。

ふくらP(以下、ふくら) そうだね。オレは「ヘキサゴンII」を見てた。「ヘキサゴン」っておバカの珍回答がおもしろいんだけど、最初のほうは普通にめっちゃ難しい問題も出ていて、渡辺正行さんとかアンガールズさんが答えてたのがすごいなぁって。

伊沢 「平成教育予備校」もけっこうよかったな。宇治原史規さんのデビューが印象深かった。

ふくら 「平成教育委員会」もね。

伊沢 あとは「トリビアの泉」じゃない? トリビアの本が小学校の学級文庫にあって、ずーっと読んでた。

こう いや~、わかる!

ふくら 初めは放送が深夜だったから見るのが難しくて、ゴールデンタイムに移ってから見だしたなぁ。

――実際にクイズを始めたきっかけは?

ふくら 小学5年生くらいのときに、東北楽天ゴールデンイーグルスができたんです。そのときに、「楽天」ではなく正式名称で覚えたのは、「ヘキサゴン」で出るかもって思ったからなんだよね。自分がクイズ番組に出演するわけじゃないけど、テレビを見ていて答えられるようにって。実際にクイズ研究会に入ろうと思ったのは高校生クイズを見てからだから、かなり後なんだけどね。

山本 ぼくもクイズ番組で漢字の問題がけっこう出るから、答えられるようになりたいと思って、漢字の本を読みだしたから、クイズ番組がきっかけかな。

こう ぼくも小5~6あたりで「Qさま」にハマったんだけど、当時は「Qさま」のサイトに、その前の週に放送された問題が全部載っていて、それを毎回見直して、全問解いてた。

伊沢 オレの場合はちょっと違って、中1で競技クイズといわれるクイズ研究部に入ったところから始めた。クイズ番組は見てたけど、研究部に入ったのはそれがきっかけではなくて、本当に偶然。それで研究部に入って半年後くらいには、高校の大会で準決勝まで行けたんだよね。で、「あぁ、オレはクイズのサイボーグになるんだ」と思って、そこからどんどんハマっていった。

ふくら 開成は中高一貫校だから、同じクイズ研究部にクイズ歴6年目の高校3年生とかがいるなかで、伊沢は入部半年で準決勝まで行ったってこと?

伊沢 そう。でも、当時の高校生のクイズの世界って、あまり人がいなかったの。一番大きい大会でも60~70人とか。だからちょっとがんばれば上に行けたんだよね。そういう意味で、純粋にクイズが好きで勉強したというよりは、「ここなら勝てるな」と思って始めた。

ふくら クイズより、「勝ち」がほしかったんだ。

伊沢 そう。勝てたしね、当時は。今だったら、オレなんかけちょんけちょんよ。今はクイズも本当にでかい世界になったと思います。

――みなさんは、クイズのプレーヤーであると同時に、クイズを作る機会も多いですよね。クイズを解くのと作るのって全然違うものなんですか?

山本 ぼくは普通の人よりは謎解きが得意だと思うけど、どちらかというと解くよりも作るほうが得意かな。

伊沢 解くのと作るのは別の能力だからね。

ふくら 言葉遊びが好きだったら、得意かも。

伊沢 「こういう問題だったら美しいな」っていう美的センスとか、こだわりかな。あとは、ユーザーフレンドリーかどうか。つまり、解く側が納得できる問題かどうかにこだわるのはとても大事なところだと思う。

山本 謎解きを作るって、アイデアだけが勝負みたいに思われるかもしれないけど、かなりデザイン力が求められる。うまく画像に落とし込んだり、抽象化したりするのがうまい人は、謎を作るのもうまいと思っています。

こう たとえば、作る側としてはこの絵を「鳥」って思って解いてほしいけど、これだと「カラス」って思われちゃうかもって考えて、解く側のストレスをいかに減らせるかっていうのは、アイデアよりはデザイン力だね。

山本 あとは、違う解釈をすればこういう答えもあるんじゃない? っていう「別解」をいかに消すかにも、かなり気を使っていますね。

伊沢 思いやりだよね、作る側に必要なのは。解く側も「あ、この人はこうやって思いやってくれているんだろうな」という目線で問題を解いていたりする。

ふくら クイズの問題文に出てくる「ですが」もそれだよね。たとえば「〇〇は△△ですが、□□は何でしょう」という問題の「ですが」は、ひっかけだと思ってる人がけっこういるんだけど、どちらかというとひっかけではなくて、「こう来たらこう来るよね」って、先を読めるように配慮して作ってる。解く側も「これを前に持ってきたってことは、こういう問題だろうな」っていう信頼を前提にして答えるという構造になってる。

伊沢 お互いが変なことをしないっていう信頼感だよね。クイズ自体も思いやりだし、解く側はその思いやりを信頼して解く。結局、相手のことを考えるというのはどちらにも共通することかも。そういえば、最近ファンレターにも問題がいっぱい入っていますね。特に小中学生からのやつ。なかには、「おっ、けっこういいとこ見てるな」とか「オレも昔こういう問題作ったな」っていうのがある。みんなに作り手の視点みたいなものができてきたのはおもしろいし、QuizKnockをやっていてよかったところですね。みんなが作り手であり、答え手でもある。ギブアンドテイクで成り立っている業界なので。

――昔よりクイズ番組も増えたりして、クイズのレベル自体がどんどん上がっている?

こう 最近はクイズ番組も、昔見ていたころに比べたら、ちょっとレベルが上がっている感じがするかな。

伊沢 あまりレベルが上がりすぎてインフレを起こしちゃうと、おもしろくなくなっちゃう可能性もある。小中学生のみなさんが見て、「できる」と「できない」、「QuizKnockに勝った」と「QuizKnockってすごいな」が両立するようなエンターテインメントが必要なのかなと思いますね。

ふくら 一口にクイズ番組といっても、自分も一緒に考えて楽しいっていうものと、全然わかんないけどこんな難しいクイズに答えられてすごいなっていうスポーツ観戦感覚で見るのと、2通りあると思うんですよね。最近はわりと後者が人気なのかなって。

伊沢 そればっかりにならないようにしたいね。

こう そうね。自分も解けるんだなって思えるようなものがいいよね。

(構成 ジュニアエラ編集部・吉田美穂)

※『クイズで88本ノック 最強クイズ集団からの“謎解き”挑戦状』より

吉田美穂

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