
砂浜を疾走して矢を射る笠懸(過去)=市提供
三浦一族の興亡を偲ぶ「道寸祭り」が5月28日(日)、荒井浜海岸で開かれる。今年で46回目。平安末期から鎌倉、室町時代にかけて流行した「流鏑馬」「犬追物」と並ぶ日本三大古弓馬術の一つ「笠懸」が披露される。
三浦一族供養祭は午前11時〜、笠懸は11時45分〜(供養祭は雨天決行、笠懸は天候によって中止する場合あり)。
会場では、三浦一族にゆかりのある「武将印」も販売。三浦野菜を収穫した後の茎や蔓といった残渣を3割ほど使用した和紙に、市内在住の書道家・袖山翠碩氏が揮毫した。1枚/700円で、売上の一部は同祭り実行委員会に寄付される。
「新井城址」一般公開も
三浦一族終焉の地である東京大学三崎臨海実験所内の「新井城址」も同日、一般公開される。三浦道寸研究会(宮本重博会長)の主催。
戦国初期の武将である三浦道寸は、北条早雲との壮絶な攻防の末に落城、油壺湾に朽ち落ちたとされる悲話がある。
かつて道寸が過ごした当時の面影を残す敷地の中には普段入れないが、同実験所の協力を得て見学できる。午前10時〜11時45分。参加無料で申込不要。駐車場なし。
一般公開に関する問い合わせは小林さん【携帯電話】090・1543・7729

力強い字で書かれた武将印
タウンニュース三浦版