ペア7万円台から、米Polk Audioの「RESERVE」シリーズが日本でも販売開始

ペア7万円台から、米Polk Audioの「RESERVE」シリーズが日本でも販売開始

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  • 更新日:2021/06/10
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IMAX Enhancedの認定を受けている。

D&Mホールディングスは6月10日、米Polk Audioのスピーカー「Reserve」シリーズ9モデルの国内販売を6月24日に開始すると発表した。

Polk Audioはマシュー・ポークがボルチモアで1972年に創業したブランドで、米国ではクリプシュに次ぐ2位のシェアを誇る。来年50周年を迎えるが、創業当初から手ごろな価格で優れたサウンドを出すことを得意としている。Reserveの名称は、スペイン語のレゼルバ=熟成されたワインに由来。長い期間かけて熟成されたとっておきのスピーカーという意味をこめ、フラッグシップの「LEGEND」シリーズ向けに開発した技術を多く取り込んだ上位ラインだ。IMAX Enhanced(上位機)やハイレゾ認証(全モデル)を受けている。PolkAudioのラインアップとしては、下位に中心ラインの「SIGNATURE」、ローエンドの「MONITOR SERIES II」などがある。

なお、Polk AudioはD&Mの親会社Sound Unitedが保有するブランドのひとつで、単に輸入製品を売るだけでなく、自社と同じ基準の品質検査を経て出荷するという。

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9モデルは、ブックシェルフ型の「R100」「R200」、センタースピーカーの「R300」「R350」「R400」、トールボーイ型の「R500」「R600」「R700」、スピーカーの上部や壁掛け設置を想定したハイトモジュールの「R900」という内訳。

カラーはウォールナット調の木目と艶消しブラックの2色展開で、突板仕上げではなくビニールクロス張りだが質感は高いとする。ブックシェルフのR100/R200は梨地風ホワイトも選べる。

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ホワイトカラー

PolkAudioは自社工場こそ持たないが、借り上げた提携工場で自社設計のドライバーユニットを製造して製品に採用している。RESERVEでは、特徴的な「Pinnacle Ring Radiator」「Turbine Cone」を全モデル共通で用いている。

Pinnacle Ring Radiatorは、LEGENDシリーズ用に開発したツィーターユニットで、40kHzに迫る超高域の再現も可能。高域の再現には振動板の剛性が求められるため、金属を用いられることが多いが、柔らかいソフトドーム素材になっている点も特徴だ。そのために振動板の形状を工夫し、中心部と周辺部に凹凸を設けている。超高域の再生時は全体ではなく中心部だけが動き、分割振動による歪みが発生しにくくしている。また、指向性を広げるため、中央にとがった樹脂のパーツ(Pinnacle)を置き、音を拡散させている。

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Pinnacle Ring Radiator

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X-Port Technology

Turbine Coneは、ポリプロピレンのコーン紙にインジェクション成形で風車上の凹凸をつけ強度を高め、薄い素材でありながら変形に強くしている。また、裏側には発泡系のフォームを貼りつけ、二重構造にしている。中域の再現性の高さやトランジェントの良さが特徴だという。

なお、フロア型の3モデルのうち、R700のみ8インチのアルミニウム/ポリプロピレンコーンを使ったウーファーユニットを2基備えている。

また、バスレフポートについても配慮している。R100/R200/R500が採用する「X-Port」は、Polk Audioの特許技術で、リアバスレフポートの中心に吸音材を入れたパイプを入れ、3方向から支える構造。エアフローを最適化するとともに、中域と高域の余計な共振を防ぐ効果があるという。500~600Hz付近の中域で14dB程度のポートノイズ低減効果が得られ、RESERVEシリーズの特徴である充実した中域の再現に貢献しているという。音質はクリアで明瞭だが、温かみのある音がするという評価もされているそうだ。

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「Power Port 2.0」はR600/R700のみが装備。バスレフポートを床面に向けて配置することで、壁などの影響を受けずに使える点が特徴。こちらも100Hz~1kHz付近のポートノイズ低減効果が高い。また、フット部と一体化し、凝った作りになっている。スパイクカバーを兼ねたゴム脚が付属し、部屋の状況に合わせてシンプルに設置できる点が特徴だ。

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左からR100とR200

R100は1インチのPinnacle Ring Radiatorと5.25インチのTurbine Coneを使用した小型の2ウェイブックシェルフ機。本体サイズは幅166×奥行き259.5×高さ324mm、重量は5.5kg。価格は7万7000円(ペア)。

R200は1インチのPinnacle Ring Radiatorと6.5インチのTurbine Coneを使用した標準的なサイズの2ウェイブックシェルフ機。本体サイズは幅190×奥行き353.8×高さ359mm、重量は8.7kg。価格は10万3400円(ペア)。

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左上からR300、R350、R400

R300は1インチのPinnacle Ring Radiatorと5.25インチのTurbine Coneを2基使用した密閉型のセンタースピーカー。本体サイズは幅482.6×奥行き226.5×高さ172mm、重量は7.6kg。価格は5万1700円。

R350は1インチのPinnacle Ring Radiatorと4インチのTurbine Coneを4基使用したスタガード方式の密閉型センタースピーカー。薄型の筐体でリアに壁掛け用ブラケットを持つ。また、センタースピーカーとしてだけでなく、L/Rのメインスピーカーとしても使え、サランネットのロゴ位置を縦向き/横向きに付け替えられる。本体サイズは幅762×奥行き187.5×高さ141mm、重量は9kg。価格は7万400円。

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金具

R400は1インチのPinnacle Ring Radiatorと6.5インチのTurbine Coneを2基使用し、背面にX-Portをデュアル搭載するセンタースピーカー。IMAX Enhanced認定機種。本体サイズは幅615×奥行き350×高さ196.6mm、重量は14.9kg。価格は9万200円。

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左からR500、R600、R700

R500は1インチのPinnacle Ring Radiatorと5.25インチのTurbine Coneを2基使用し、背面にX-Portを搭載したスタガード方式の2.5ウェイフロア型スピーカー。細身の筐体となる。本体サイズは幅615×奥行き350×高さ196.6mm、重量は14.9kg。価格は9万200円(1本)。

R600は1インチのPinnacle Ring Radiatorと6.5インチのTurbine Coneを2基使用し、ボトム部にPower Port 2.0を搭載したスタガード方式の2.5ウェイフロア型スピーカー。B&W 683やDALI OPTICON 6などに近い、トールボーイ型では人気のあるサイズ。IMAX Enhanced認定機種。本体サイズは幅280.7×奥行き381.6×高さ1063.8mm、重量は21.5kg。価格は10万3400円(1本)。

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R700のみバイワイヤリング仕様となる。

R700は1インチのPinnacle Ring Radiatorと6.5インチのTurbine Cone、8インチのアルミ/ポリプロピレンウーファー、ボトム部にPower Port 2.0を搭載した3ウェイフロア型スピーカー。不要振動を排除するプレミアムキャビネットを採用。バイワイヤ接続にも対応する。米国市場を意識した大型のモデルで、端正でバランスの取れた音質が特徴だという。なお、周波数特性をフラットにしやすいため、ウーファーは逆相接続になっているとのこと。米国スピーカーでは多い仕様だそうだ。聴感上の大きな差は出ず、センターが少し弱く聴こえる半面、ホールの残響感や音場の広がり感などは増すという。IMAX Enhanced認定機種。本体サイズは幅329.3×奥行き404×高さ1185.9mm、重量は35.39kg。価格は13万2000円(1本)。

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R900

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スピーカーの上に置いてアップファイヤリングできる(天井反射を利用した縦方向の広がりを出せる)

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ハイトスピーカーとしても利用可能

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端子部

R900は0.75インチのPinnacle Ring Radiatorと4インチのTurbine Coneを搭載した密閉型のハイトモジュールで、R200/R500/R600/R700の上においてアップファイヤリングするだけでなく、壁掛けでも使える。ドルビーが決めたイネーブルドスピーカーではなく、より直接音が聴こえる特性となっており、これはハイトスピーカーとしての使用も想定したためだという。本体サイズは幅166×奥行き320×高さ158.3mmで、重量は3kg。

なお、1本売りで価格設定されているスピーカーでも梱包などの関係でセット売りでしか販売しない製品も存在する。Polk Audioはペアではなく1本単位で価格が設定されているモデルは個別販売をするとのこと。ホームシアター用に導入する際には覚えておくといいかもしれない。

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