スクエニ新作のスマホRPG『オクトパストラベラー』はすべてがスマホらしかぬ仕様

スクエニ新作のスマホRPG『オクトパストラベラー』はすべてがスマホらしかぬ仕様

  • 日刊サイゾー
  • 更新日:2020/11/20
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2018年7月にNintedo Switch向けに発売された『オクトパストラベラー』。オンラインでの協力・対戦プレイが主流の中で、シングルプレイに振り切った王道RPGで、スクウェア・エニックスによる新規IPタイトルでもある。このシリーズ最新作『オクトパストラベラー 大陸の覇者』が、10月28日にスマホ向け(iOS、Android)に配信が開始された。スマホゲームらしく基本プレイ無料のシステムで登場したシリーズ最新作は、どういったものなのか?

ストーリーはSwitch版の数年前の設定で、オルステラ大陸を舞台にした新しいストーリーが展開する。オルステラ大陸には富、権力、名声を極めし者が存在し、それぞれ異なったストーリー展開が用意されており、ゲーム開始時にプレイヤーはどれをプレイするのかを選択することになる。もちろん、ストーリーによって登場するキャラもエリアも異なる。

ゲームを開始してまず気がつくのは、ドット絵で表現されたグラフィックだろう。現在のスマホゲームではポリゴンでの高解像度なグラフィックが主流となっているだけに、ある種新鮮に見える。このドット絵が3Dグラフィックと組み合わされて、HD‐2Dと呼ばれる手法で表現されている。これはSwitch版でも高評価だったものが、そのままスマホにも移植されているわけだ。

また、音に関してもさすがはスクエニ作品といえる。BGMも雰囲気にあったかっこいいものばかりなので、音を出してプレイしてみてほしい。特に、戦闘シーンのBGMは気持ちも上がるいいものになっている。

ゲームシステムは、前作を踏襲したターン制。これを聞くと、「スマホゲームだから自動戦闘で放置」かと思う方がいると思うが、本作はそうではない。もともと、戦闘の戦略性の高さが売りの1つである本シリーズ。スマホ版でもこの点は顕在で、特にボス戦ではより緊張感の高い戦闘が楽しめる。自動戦闘が悪いわけではないが、自らの操作や自分で考えた戦略でボスを倒したときの達成感はひと味違う。

ターン制とはいえ、機械的に交互に戦闘を行うわけではなく、各キャラのステータスに応じて順番は変わる。本作は8人でパーティ(前衛4人+後衛4人)を編成して進行するのだが、前衛・後衛のキャラを切り替えながら戦闘を行う。このシステムはSwitch版にはなかったスマホ版の要素でもある。後衛のキャラはHPとSPの回復の役目があり、戦況に応じて切り替えをしながら敵と対峙する面白さも本作では味わえる。

この他にも、敵には弱点が設定されている、ブーストポイント(BP)+ブレイクシステムなど、戦闘に奥行きをもたせる仕掛けが用意されており、王道RPGファンもじっくり楽しめるようになっている。スマホの自動戦闘に慣れている方にはちょっと複雑に感じる部分ではあるかもしれないが、ゲーム序盤で仕組みを教えてくれるので問題なく進められるはずだ。

スクエニのRPGらしく、戦闘以外のフィールドでのコミュニケーションも手抜きはない。フィールドや町の中は自由に探索できるようになっており、町ではクエストを受けることもできる。

移動操作もスマホ用にアレンジされており、操作しづらいこともない。また、アイテム購入時に値切ったりできるなど、戦闘だけを黙々とこなす点だけではなく、それ以外の部分でもゲームの世界観に浸れるように工夫されているのだ。

スマホ用RPGというと、いわゆる「スタミナ回復待ち」と呼ばれるものか、課金での解決の2択を迫られることがある。しかし、オクトパストラベラーではそれは皆無だ。いわゆるシングルプレイ専用RPGとして設計されており、好きなだけプレイできるのもある意味、新しい。なので、メインストーリーを進める、クエストを優先するなど、プレイスタイルもある程度自分で決められる。

とはいえ、課金要素も用意されている。仲間となるトラベラーを「聖火の導き」と呼ばれるガチャで召喚するスタイルだ。しかし、ガチャを回しまくってレア度の高いキャラがプレイ進行には必須というわけではなく、(ある程度の育成は必要だが)レア度が低いキャラでもストーリーは進められる。時間がある人は、無課金クリアを目指すのも面白いかもしれない。

プレイした印象としては、スマホゲームというよりは、家庭用ゲームをいかにスマホで遊べるようにするかに主眼をおいたゲームのように感じた。また、ここまでいくつかSwitch版の話を出したが、前作未経験者でも安心して楽しめる。当然、前作プレイ済みのほうがよりオクトパストラベラーの世界に没頭できるとは思うが、前作を知らないと先に進めないといったことはない。

現在、プレイヤー数1,000万人突破を記念して、ゲーム内アイテムのプレゼントが行われている絶好の始めどきでもある。この機会にスマホ版をプレイして同作の世界へ浸り、気に入ったらSwitch版も始めるといった遊び方もいいだろう。

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