夫婦の家計管理「第3の財布」のルール設定 拠出の割合をどう決めるか

夫婦の家計管理「第3の財布」のルール設定 拠出の割合をどう決めるか

  • マネーポストWEB
  • 更新日:2022/06/23
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「第3の財布」を作る際に、まず決めておくべきこととは?

結婚生活に不可欠なお金。その管理には3つの財布を活用することが重要だという。つまり、“夫の財布”には夫が自分で使うお金、“妻の財布”には妻が自分で使うお金を入れておき、お互いに、自分で稼いだお金や自分の貯蓄は自由に使えるようにする。そのうえで、夫婦それぞれの財布とは別に「第3の財布」をつくるのが理想的だという。

【図解】「夫の財布」と「妻の財布」とは別に家計を守るための「第3の財布」の作り方

住居費や食費、光熱費など、夫婦ふたりで使うお金を出し合って、「第3の財布」に入れておくことで「個人のお金」は守られ「家のお金」は収支の流れを把握しやすくなる。プレ定年専門ファイナンシャルプランナーの三原由紀さんは、こう説明する。

「“第3の財布”をつくることで、夫婦それぞれがいくらずつお金を出せばいいのかも明確になります。さまざまな支払いに使う財布を1つにまとめられるので、家計全体の収支も明確になり、管理がしやすくなります」

「月1予算会議」と「ネット銀行」でうまくいく

「第3の財布」をつくるにあたり、1つ決めておかなければならないことがある。「夫婦それぞれがどれくらいお金を出すか」の分担だ。

決めていなかった場合、臨時の出費や貯蓄などに「どうせ、相手が貯めているだろう」と自分の財布からお金を出さず、いざというときにまったくお金がなかった、という事態もありえる。ファイナンシャルプランナーの黒須かおりさんが言う。

「例えば、“それぞれ、月収25万円のうち20万円ずつ出し合い、残り5万円は小遣い”“自分の収入のうち2割は貯蓄分として毎月出す”と、ルールを決めておきましょう。いざというときの分担を決めるのではなく、いざというときに慌てないように、事前に準備することが重要です」(黒須さん)

夫婦の収入額の差が大きいなら、比率を決めるという手もある。例えば夫が月収40万円、妻が月収20万円なら、月収と同じ2:1の割合でお金を出し合うのだ。

「年間の家計の必要額を算出し、12か月で割ったお金を半分ずつ、または収入の比率で分担するのがいいでしょう。ボーナスがある場合はそれも含めた年収ベースで計算すれば、金額が違っても、不公平感は少なくなるはずです」(三原さん・以下同)

割合が多すぎたり少なすぎたり、思ったように生活できないなら、その都度アップデートする。

「月に一度くらいのペースで、定期的に“お金会議”を。生活費や貯蓄割合に対する価値観のすり合わせや、子供の教育にかけるお金、理想の老後など、長期的な家族のビジョンを確かめて、必要に応じて固定費や変動費などの支出項目を見直してください。ヒートアップしないよう、自宅ではなく、喫茶店やレストランなど、人目のある場所で行うのがコツです」

これから新たに「第3の財布」として口座を新規開設するなら、ネット銀行が有力な選択肢となるだろう。金利の高さや使い勝手のよさで、メガバンクよりもはるかに優れているからだ。

「楽天市場などをよく利用していて、楽天ポイントを貯めているなら、楽天銀行。イオンモールなどをよく利用するならイオン銀行、などと、自分の生活圏から考えるのもひとつの手です」

とにかく金利の高い銀行がいいというなら、あおぞら銀行BANK支店などが候補になる。普通預金金利が0.2%と、一般的なメガバンク(0.001%)の200倍にもなる。

「住信SBIネット銀行は、代表口座とは別に、10個までなら目的別口座を持つことができる。“生活費”“教育費”“貯蓄”など、細かく分けて管理できるので、家計管理しやすい」

※女性セブン2022年6月30日号

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