
1軍に合流し、打撃練習に臨む西武・源田(撮影・大泉謙也)
3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で右手小指を骨折し、開幕から戦列を離れていた西武の源田壮亮内野手(30)が26日、出場選手登録され、オリックス戦(ベルーナドーム)から今季初めて1軍に合流した。
試合前の練習では早出特打ちをこなした後、遊撃のポジションでノックを受け、軽快な身のこなしを披露した。再びゲージに入っての打撃ではバットのグリップをベース上に置く独特の構えから右や左に打ち分けて快音を響かせた。
練習後に会見に応じ「骨のけがだったので急激に治るというものでもなく、もどかしさはありましたが、しっかり治療してしっかりプレーできる準備はできました」と力強く語った。
およそ2カ月間のリハビリは、普段のシーズン中にはできないコンディショニングのトレーニングを積んでいたという。「何年間か試合に出続けてきて(体の中で)痛くなるところはだいたい同じところなので、その部分の(けがの)予防や残りの試合に全部出られるようにトレーニングをやってきた」と説明した。
チームは今季43試合を消化し、残り100試合。「きょうから僕自身の開幕戦になるのでチームに貢献したい。とにかく元気で明るいプレーをして、見に来てくれた人が気持ちよく帰れるように全力でプレーしたい」と意気込んだ。
WBCで日本代表の正遊撃手だった源田は3月10日の1次リーグ韓国戦で負傷したが、復帰した準々決勝から決勝までフル出場して3大会ぶりの優勝に貢献した。
西スポWEB OTTO!