静岡市駿河区選挙管理委員会は15日、昨年7月の参院選で集計されなかった投票用紙1枚を発見したと発表した。同区の開票会場で使われた計数器の中に取り残されていた。

静岡市役所
4月9日投開票の統一地方選に向け、投票用紙を数える計数器を分解、点検していた業者が14日に見つけた。比例代表の候補者名が記入されていた。比例代表で選管が「持ち帰り票」と判断した3票のうちの1票とみられ、当落に影響はない。
計数器内に投票用紙が残っている場合はセンサーが検知してエラーが表示されるが、何らかの理由で表示されなかったという。市は162台を保有しているが、他の計数器からは見つからなかった。担当者は「今後は、計数作業の終了後に内部の奥まで点検したい」と話した。