「強固な殺意に基づく」交際相手ボーガン殺害 被告に懲役16年求刑

「強固な殺意に基づく」交際相手ボーガン殺害 被告に懲役16年求刑

  • 京都新聞
  • 更新日:2023/01/25
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京都地裁

京都市伏見区のホテルで交際相手の男性をボーガンなどで殺害したとして、殺人罪などに問われた窯業、佐藤千晴被告(33)の裁判員裁判の論告求刑公判が25日、京都地裁(増田啓祐裁判長)であった。検察側は「執拗(しつよう)かつ残忍で、強固な殺意に基づく犯行」として懲役16年を求刑。弁護側は心神耗弱を主張し、結審した。判決は2月8日。

起訴状などによると、2021年7月9日午前10時~午後5時半ごろ、同区羽束師菱川町のホテルで、陶芸家古川剛さん=東山区、当時(37)=にボーガンの矢2本を発射して頭などに命中させ、ペティナイフで胸や背中を複数回刺し、出血性ショックなどで死亡させたとされる。

検察側は論告で、佐藤被告の適応障害による影響は軽微で、幻聴や幻覚はうかかがえなかったと指摘。綿密な計画を立てた一方で、殺害直前までためらいがあったことなどから「やってはいけないと分かっていた」として、完全責任能力があったとした。

弁護側は、古川さんとの関係に悩み自殺を考えるなど、心身ともに疲弊した状態だった佐藤被告には、殺害の動機を形成する過程に酌量の余地があると主張。適応障害の影響で衝動を抑制する能力も低下していたとして減軽を求めた。

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