
県は19日、土地取り引きの目安となる地価調査結果を公表した。公表されたのは、県内に185か所ある基準地の7月1日時点の地価。平均地価は25年連続で下落しているが、下落幅は3年連続で縮小している。
徳島県は19日、土地取り引きの目安となる地価調査結果を公表しました。
公表されたのは、徳島県内に185か所ある基準地の7月1日時点の地価です。
平均地価は1平方メートルあたり3万5700円で25年連続の下落したものの、変動率はマイナス1.2%と0.1ポイント縮小、3年連続で縮小しています。
商業地で最も高かったのは、19年連続で徳島市一番町3丁目で、価格は前の年と変わらず、1平方メートルあたり36万6000円でした。
住宅地で最も高かったのは、18年連続で徳島市新蔵町2丁目で、価格は1平方メートルあたり1000円上がり、13万9000円でした。
商業地では、コロナ禍となった2020年以降下落を続けていた、徳島市一番町や秋田町の地価が横ばいとなっており、新型コロナウイルスの影響からほぼ脱却したとみられます。
また、工業地については、徳島南部自動車道の整備が進み、マリンピア沖洲の利便性が向上したことなどから全体で0.7%上昇しています。