
写真:ラ・リーガの2クラブから関心を寄せられるデ・ヘア ©Getty Images
昨シーズン限りでマンチェスター・ユナイテッドを退団し、現在フリーエージェントとなっている元スペイン代表GKダビド・デ・ヘアが、12年ぶりにスペインに復帰する可能性が高まっているようだ。イギリス『デイリーメール』電子版が伝えている。
デ・ヘアは昨シーズン、プレミアリーグで17回のクリーンシートを達成し、自身2度目となるプレミアリーグ・ゴールデングローブ賞を受賞した。しかしマンチェスター・ユナイテッドは6月30日で満了を迎える彼との契約を更新せず、退団が確定した。
その後はベルギー代表GKティボー・クルトワがラ・リーガ開幕直前に大ケガを負ったレアル・マドリードや、ドイツ代表GKマヌエル・ノイアーのケガからの回復が遅れているバイエルンへの移籍の噂が浮上したものの、いずれも契約には至らなかった。
デ・ヘア自身はトップリーグでのプレーに対応できるようトレーニングを続けており、その様子を自身のSNSで公開してアピールしたものの、今も所属クラブは見つかっていない。
そんなデ・ヘアに対して現在、ベティスが関心を示し、契約に向けた準備を進めているという。また、バレンシアもデ・ヘアのアプローチを検討しているようで、デ・ヘア自身もスペインに戻ってプレーすることに意欲を見せているという。
デ・ヘアはアトレティコ・マドリードの下部組織出身で、2009年9月にトップチームデビューを飾り、2011年夏にマンチェスター・ユナイテッドに移籍するまで2シーズンを同クラブのトップチームで過ごした。もしベティスかバレンシアへの移籍が実現すれば、それ以来、実に12年ぶりのスペイン復帰となるが、果たしてどうなるか。
なお、デ・ヘアを手放したマンチェスター・ユナイテッドはインテルからカメルーン代表GKアンドレ・オナナを獲得し、現在は彼が正守護神を務めている。