
10年に1度の強烈な寒波は石川県にも猛威を振るいました。金沢では26年ぶりに氷点下5度を下回り、県内では3人が重軽傷を負いました。
(リポート)
「7時過ぎの能登町です。車を走らせていましたが、前が見えないくらいのホワイトアウトです」
今シーズン1番の寒気が流れ込んだ県内。輪島市三井で氷点下8.1度、七尾で氷点下6.5度、金沢でも氷点下5.1度を観測するなど全ての観測地点で零度を下回る冬日となりました。
金沢で氷点下5度を下回るのは1997年以来、実に26年ぶりです。
街の人:
「今回はものすごく染みているというか氷点下なので(雪が)固い。(雪の)かさは無かったです、それは助かりましたね。この後(雪かきで)腰が痛くならないと良いんですけれど」
この影響で、県内では金沢市に住む60代の男性が雪道で転び腰の骨を折る重傷を負うなど、3人がケガをしています。
また、県警によりますと、午前9時までの24時間に県内で93件のスリップ事故が確認され、6人がケガをしました。
(リポート)
「こちらJR金沢駅では運休を知らせる張り紙が掲示されていて、状況を確認する人の姿が見られます」
駅の利用者:
「大阪にコンサートに行くために乗りたいので困ります。しょうがないですね」
別の:
「福井で打ち合わせが昼からあるので昼には戻りたい。予想はしていたがこんな状況になるとは」
JR西日本によりますと、関西や中京方面の大雪の影響で午後5時までに特急サンダーバードと特急しらさぎはあわせて41本が運休となりました。
影響は空の便にも…。
(リポート)
「小松空港では雪のため多くの便が欠航していて、受付カウンターはがらんとしています」
小松空港発着便では日本航空が全便欠航、全日空も一部の便が欠航。能登空港でも午前の羽田便が欠航しました。
気象台によりますと、寒気のピークは越えたものの、雪は断続的に降り引き続き、路面の凍結などに注意が必要だということです。