[20日 ロイター] - 昨年の冬季に行われたサッカーのワールドカップ(W杯)カタール大会の影響で、欧州5大リーグの選手がけがで離脱した期間は通常より平均8日間、長かったことが調査で分かった。
国際的な保険グループであるハウデンが、昨シーズンの過密日程が選手に及ぼした影響についてまとめた欧州サッカー負傷指数を発表。W杯開幕前の2022年10月は88件の負傷が記録され、選手の離脱期間は平均11.35日だったが、W杯終了後の23年1月には19.41日に増加したという。
足首(170%)、ふくらはぎ/すね(200%)、ハムストリング(130%)の重症度が最も高かったという。
ハウデンは「欧州の冬に男子W杯を開催したことにより、シーズン後半に選手がけがで離脱した期間がシーズン前半より8日間も長くなったことは明らかだ」と指摘。「イングランド・プレミアリーグやドイツ1部、ブンデスリーガなどの国内リーグで同じ影響が確認された」と述べた。