
錦木を送り出しで下した霧島(右)=福岡国際センター(撮影・安部光翁)
大相撲九州場所10日目(21日、福岡国際センター)大関霧島(27)が平幕錦木(33)を下して8勝目。2敗をキープした。一度目の立ち合いが合わず、2度目で立ち合うと、のど輪で相手を起こした後、出てくるところをあっさり後ろに回り込み、そのまま送り出した。
3敗の大関貴景勝(27)は小結阿炎(29)を突き押しで追い込んだ後、はたき込んで7勝目。大関豊昇龍(24)は関脇若元春(30)をもろ差しから寄り倒して連敗を止め、7勝3敗。3大関はそろって安泰だった。
関脇琴ノ若(26)は平幕豪ノ山(25)を左上手投げで下し8勝2敗。関脇大栄翔(30)は左脚痛から中日に復帰した朝乃山(29)を押し出して6勝4敗。朝乃山は1勝2敗(7休)。小結北勝富士(31)は平幕宇良(31)の送り出しに敗れ、2勝8敗。負け越しが決まった。
平幕熱海富士(21)は平幕湘南乃海(25)を押し出して8勝2敗。幕内単独首位だった一山本(30)は平戸海(23)に寄り切られ、2敗目を喫した。
この結果、霧島、琴ノ若、熱海富士、一山本の4人が2敗で首位に並ぶ混戦模様となった。