高畑充希「子供がいないので」初のシングルマザー役は格闘「魂が抜けた」

高畑充希「子供がいないので」初のシングルマザー役は格闘「魂が抜けた」

  • 日刊スポーツ
  • 更新日:2021/05/06
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「明日の食卓」完成報告会でカメラに手を振る、左から瀬々敬久監督、阿久津慶人、高畑充希、菅野美穂、尾野真千子、柴崎楓雅、外川燎(撮影・丹羽敏通)

高畑充希(29)が5日、東京・よみうりホールで行われた映画「明日の食卓」(瀬々敬久監督、28日公開)完成報告会で、初挑戦のシングルマザー役を演じた1週間ほどの撮影について「私は、子供がいないので、シングルマザー…子供と2人で暮らすって何だろうから手探り。すごく難しくて。(撮影は)魂が抜けて終わった」などと振り返った。

「明日の食卓」は、椰月美智子氏の同名小説の実写化作品。住むところが違いながら、それぞれが「石橋ユウ」という同名の10歳の息子を持つ3人の母の忙しくも幸せな毎日が、ささいな出来事をきっかけに崩壊し、3人それぞれが無意識に「ユウ」に怒りを向けてしまう物語。高畑は大阪在住で離婚後、アルバイトしながら勇を育てるシングルマザー石橋加奈を演じた。加奈は朝と夜はコンビニエンスストアでアルバイト、昼はクリーニングの工場で働き、身内を頼らずローンを返し、息子を育て上げることに全精力を注ぐ役どころだ。

高畑は撮影を振り返り、息子役の阿久津慶人(10)との関係性の構築から考えさせられたと明かした。「阿久津君と、どうしゃべろうかなと、不安を持って撮影に入った。大阪の町工場で働いている人の役で、私も東大阪市で育って(働く地元の)お母さんを見てきて土地、空気の懐かしさがリンクして助かった。ロケーションとか、懐かしい感じがするなと思って撮影しました」と、まずは出身の大阪という設定に助けられたと語った。

阿久津が関西弁を使ったことがなく、セリフの練習に付き合ったことで、距離が縮まったという。高畑は「普段、話さない人が大阪弁を劇中で話すのは、すごく難しいと思う。阿久津君、シャイだから…大阪弁からだと話しやすいかなと、私もドキドキして話した。何が学校ではやっているか全然、分からない。何となく、横に擦り寄って話してくれるかなと…終盤で海に行けるシーンがあって、彼の普段のはしゃいでる姿が見られた」と笑みを浮かべつつ振り返った。阿久津は「ずっと練習してもらった。おかんとケンカするシーンで、最初は遠慮して、うまく出来なかったけど『殺す気できて… 』と言われて、うまくいった」と明かした。

主演の菅野美穂(43)は神奈川在住で悠宇ら2人の息子を育てるフリーライター石橋留美子を、尾野真千子(39)は静岡在住で優を育てる専業主婦石橋あすみを演じたが、撮影が3パートに分かれたため、3人の直接の共演はなかった。

高畑は「自分が出演した作品は、冷静に見られない。(『明日の食卓』は)すごい瞬間が多くて、息を止めてみていた。現場で、うわっ! となった瞬間、たくさんあったんだと思った」と試写を見た感想を語った。その上で「撮影はトップバッター…1週間は、魂が抜けて終わった。それかける2以上…(撮影を)進んでいった瀬々監督とスタッフさん…引くなと」と製作陣の尽力に感嘆した。

そして「菅野さんと尾野さんのシーンは、お客さんとして見られて、すてきでした。お客さんの立場で良かった。のめり込んで見てしまって」と菅野と尾野の演技を絶賛した。

「明日の食卓」は公開から2週間後の6月11日から、製作幹事のWOWOWの「WOWOWオンデマンド」とauスマートパスプレミアム、TELASAの配信プラットフォーム3つでの配信が決まっている。

高畑は「映画館で見てほしい。配信されるとも聞いていますが、配信も部屋を真っ暗にして…」と、映画館もしくは映画館に近い視聴環境での鑑賞を勧めた。

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