まさかこんな大事に...人命救助で負傷も球場へ向かった埼玉西武ファン、球団が招待 「ファンの鑑」に大拍手

まさかこんな大事に...人命救助で負傷も球場へ向かった埼玉西武ファン、球団が招待 「ファンの鑑」に大拍手

  • 埼玉新聞
  • 更新日:2022/09/23
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球場の大型ビジョンで紹介された若松さん(左)と吉田さん。観客は拍手で2人をたたえた=17日、埼玉県所沢市上山口のベルーナドーム

埼玉県所沢市の柳瀬川で7月、12歳の男児が溺れ、3人の男性が救助した。いずれも埼玉西武ライオンズのファンで試合を見に行く直前の出来事だった。その日も救助で負傷した足をかばいながら球場に向かったものの、プレーボールに間に合わなかった男性らに、球団は17日、ホームで行われた試合に改めて招待。プレーボールの前に大型ビジョンで観客に紹介し、勇気ある行動をたたえた。

救助活動を行ったのは、いずれも所沢市の若松秀典さん(43)、吉田和弘さん(44)と、朝霞市の竹内寿博さん(53)。若松さんと吉田さんは近所に住み、吉田さんと竹内さんは偶然、居酒屋で出会い意気投合した。3人はいずれも埼玉西武の熱心なファンということから親交を深め、その日も吉田さん宅の駐車場に集まり球場に向かう予定だった。

その時、「子どもが溺れている」と、近所に住むお年寄りから知らされた。若松さんらは近くを流れる柳瀬川に走ると、すぐさま約3メートルの高さから川辺に飛び降り、男児を岸辺まで引っ張り上げ、水を吐かせるなどの救命措置をした。吉田さんは飛び降りた際に足を負傷したが痛む足を引きずりながら球場に向かい、途中から試合を観戦した。

埼玉新聞の報道などから救助と、そのために吉田さんと竹内さんが試合開始に間に合わなかったことを知った球団は、勇気ある行動をたたえようと、若松さんと吉田さんを家族と共に今月17日の楽天戦の試合に招待した。2人は記念品としてキャップと辻発彦監督のサイン色紙を手渡され、試合前には球場の大型ビジョンで紹介された。観客たちも大きな拍手を送った。竹内さんは都合が合わなかったため、別の日に招待されるという。

若松さんは「救助するときは必死で、まさかこんな大事になるとは思わなかった。素直にうれしい」、吉田さんは「招待の話がきたときは驚いた。夢を見ているみたい」と笑顔を見せた。2人の注目選手の“推し獅子”は山川穂高選手や源田壮亮選手という。

球団によると、17日は子ども支援などを掲げる「L―FRIENDS」の開催日。奥村剛球団社長は「ファン、球団、選手にとって3人のような方がいてくださることは誇り」と話していた。

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