
10年に一度と言われる寒波が到来し、静岡県内では24日「初雪」が観測された。そして、一夜明けた朝、この冬一番の冷え込みとなった県内各地を取材した。気象台によると、26日の朝も氷点下になる所もあると予想され、引き続き寒さ対策が必要だという。
10年に一度と言われる寒波が到来し、静岡県内では24日「初雪」が観測された。そして、一夜明けた、25日 朝、この冬一番の冷え込みとなった県内各地を取材した。
24日 午後7時ごろの静岡市駿河区の映像。カメラに向かって吹き付ける雪の様子が…。24日 夜、静岡地方気象台は初雪を観測したと発表した。
雪は、浜松市でも降った。
(川口 卓也 記者)
「午後8時、浜松市役所前だ雪が降り始めました、こちら車の上にも少し積もっています」
厳しい寒さからか、足早に帰宅する人の姿も見られた。
(街の人)
「浜松めったに(雪が)降らないのでこのくらいの雪でもびっくり
しちゃう」
そして一夜が明け、発達した低気圧の影響で冬型の気圧配置が強まり県内は朝から気温が下がった。静岡地方気象台によると、25日 朝の県内の最低気温は、県内に19ある全ての観測地点で氷点下を記録した。
けさの最低気温がマイナス6.1℃となった御殿場市では…。
(坂井 太一 記者)
「午前7時すぎ、手がかじかみ、寒いです」「あちらの温度計マイナス6度となっています」
(街の人)
「寒いと動きが鈍る、上着がきのうのだと寒いので、きょうは別のを着た」
市内にある池では、寒さで水が凍っていた。記者が許可を得て池の氷を割ろうとすると…。
(坂井 太一 記者)
「こちらの水も凍っています(氷を叩く)手ではヒビは入りますけど、ちょっとびくともしないです」
割れた氷を持ち上げると厚さ1センチ程の氷が張っていた。
「伊豆の瞳」と呼ばれる一碧湖(伊東市)でも水が凍っていた
(日吉 勇人 記者)
「こちらは伊東市の一碧湖です、普段、湖は凍ることはないのですが一部凍っています」
湖の一部にできた氷の間をぬって寒そうに水鳥が泳ぐ姿も…。
(伊東市民)
「寒いね、一番寒い今年ね」「今年一回凍ったけど、2回目か
な寒い」
最低気温がマイナス4.1℃だった富士市ではこんな珍しい現象も。蛇口から水が出ていたのか、水が凍ってつららの様な状態に…。さらに、公園の水のみ場では水が出たまま凍っていた。
一方、最低気温がマイナス1.9℃だった静岡市、通勤・通学の時間帯は手袋やマフラーなど防寒対策を入念にして歩く人たちの姿が見られた。
(片山 諒 記者)
「午前7時過ぎです、静岡市役所前にある温度計は氷点下1度と表示されています」
(60代 女性))
「寒いですね、風が冷たい、心底冷える感じ」
駿府城公園の地表に姿を見せていたのは「霜柱」。
思わずザクザクと音を響かせ、踏む感触を楽しんでいた。
(70代 女性)
「静岡市であまりマイナスになることが少ないからあまり(霜が)
バリバリ鳴る日は少ない、1年に何日あるんだろうね」
昼過ぎ、静岡市葵区の住宅では、水浴びが日課だというアヒルが…。水浴び用の容器に入った水が凍っていてビックリ!可愛らしいい姿をみせてくれた。
マイナス4.6℃を記録した浜松市天竜区佐久間町。視聴者からこんな映像も届いた。
(乗本 和男さん)
「おはようございます。佐久間町浦川は、大寒波の影響で大雪にな
ると思ったけど、雪は降らずにすごく寒くて、冷たくて-4℃の気温です、水道水も凍っていました」
この男性の家では寒さで影響で水道管が凍ってしまい、水が出なくったという。この寒さは26日も続く見込みで、「水道管の凍結」には引き続き注意が必要だ。
御殿場市の住宅では「凍結」を防ぐため、24日のうちに外にある給湯器の「給水パイプ」に発砲スチロールやタオルを巻くなど対策をとっていた。
(御殿場市民)
「以前(給水パイプが)凍って水が出ないことがあったので」
対策をした結果、家の中の蛇口からは無事、水は出ていた。しかし、外にある蛇口も凍らないようにタオルを巻いていたが…。
(御殿場市民)
「(水が)出ない…出ない…凍っちゃたんじゃないかな…」
水道管はマイナス4℃を下回ると凍結しやすくなり、ひび割れなどにより漏水するケースがあるという。屋外の水道管は保温材やタオルで覆っておくことが効果的だという。気象台によると、26日の朝も25日と同じく氷点下になる所もあると予想されるため、引き続き寒さ対策が必要だという。