
9回、自らマウンドへ行き、高梨(中央右)に交代を告げる原監督(中央左)=撮影・佐藤厚
「オープン戦、巨人5-4日本ハム」(18日、東京ドーム)
巨人の原辰徳監督が1回1失点で緊急降板した先発・菅野の状態について「ちょっと肘が張っている。投げて張ったのかというところですね」と明かした。
右腕は初回先頭の五十幡に内野安打とされると、二盗を許し、さら1死二塁から三盗も仕かけられて捕手・小林が悪送球。ボールが後ろにそれる間に先制のホームを踏まれた。その後、松本剛にも中前二塁打を浴びながら、後続は抑えたが、二回からマウンドを譲り、試合中のベンチにも姿を見せることはなかった。
この日は21球を投じ、直球の最速は144キロ。変化球が主体の投球となった。開幕投手の最有力候補にも挙がっていた右腕を襲ったアクシデント。指揮官は「ちょっと私の中でも頭が痛いところ。なんていうか、信頼して放任してるわけだからね。しっかり調整してくれるもんとこっちは思っているしね」としかめ顔だった。
開幕までは2週間。原監督は「そこはまだ幸い日にちがあるというところでね。本人がどう考えて、しっかりとしたモチベーションを持ち続けているかということですね」と話した。