裁判記録廃棄問題「後世に引き継ぐ運用を」 大阪高裁の新長官が会見

裁判記録廃棄問題「後世に引き継ぐ運用を」 大阪高裁の新長官が会見

  • 朝日新聞デジタル
  • 更新日:2023/05/26
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"記者会見する大阪高裁長官の平木正洋氏=2023年5月26日午後2時22分、大阪市北区、山本逸生撮影"

大阪高裁長官に就任した平木正洋氏(62)が26日、大阪市北区で記者会見を開いた。兵庫県出身で、司法修習時代以来の関西赴任といい、「管内の実情を把握し、適切に統括できるよう努めたい」と抱負を語った。

最高裁が25日に調査報告書を公表した裁判記録の廃棄問題について「裁判記録は国民全体の財産。組織として反省し、後世に引き継ぐ運用をしていきたい」と述べた。

平木氏は1987年に判事補任官。主に刑事裁判を担当し、最高裁刑事局で裁判員制度の設計に携わったほか、同局長や東京地裁所長などを歴任し、4月28日付で長官に就いた。

「人質司法」と批判される勾留のあり方について問われると、「否認だから勾留するのではなく、個々の事案を裁判官が適切に判断すべきだ」と答えた。

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