スーパードライの兄貴分が復活 アサヒビール2ブランド体制へ

スーパードライの兄貴分が復活 アサヒビール2ブランド体制へ

  • 日本食糧新聞電子版
  • 更新日:2021/09/15

アサヒビールは、ビール分野の2ブランド体制確立に向け動く。「スーパードライ」の兄貴分として一部料飲店で愛されてきた「アサヒ生ビール」(開発記号から通称マルエフ)の缶アイテムを14日に発売した。9日から新垣結衣起用のTVCM投下をスタート、11月には「同黒生」を投入するなど中長期的に新ブランドとして育成を図る。2026年には1000万ケース(大瓶換算)を達成し、同社ビール2本目の柱としたい考えだ。

アサヒの約3年ぶりとなる新商品としてマルエフが復活した。1986年に登場するも、翌年のスーパードライの爆発的ヒットによる経営判断を受け終売(1993年)した伝説のブランド。その後もバランスのとれた味わいが評価され、「ビールスタンド重富」(広島)や「ビアライゼ’98」(東京・新橋)といったビールにこだわる著名店をはじめ、全国約4000店のごく小規模で樽生だけが提供され続けてきた。

今回の約30年を経た再発売では、飲む人を選ばない、まろやかでやさしい味わいに着目。効率化が進みコミュニケーションが希薄になる中で、「世代や性別を超え幅広く愛され、ゆったり楽しめるビール」(松山一雄専務取締役マーケティング本部長)として提案する。

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パッケージはレトロでなつかしくも新鮮なデザイン。右は11月発売の「同黒生」

コクとキレが特徴で明日への活力を生むスーパードライに対し、ぬくもりやあたたかみを感じるビールとしてすみ分けを図る。アルコール度数は4.5%とスーパードライの5%より低く、炭酸も抑えた設計だ。

パッケージは金色とアイボリーのレトロ調の仕上げ。なつかしさがありながら、若年層には新鮮さを与えるデザインだ。発売後はWebサイトやSNSを通じ、樽生取扱店のインタビューや家庭でもおいしく飲める注ぎ方などを動画で発信し、ブランドが背景に持つ物語と併せて細かく伝えていく。コロナ後には業務用と連動した販促を大々的に展開する。

価格はオープンだが、一般的なビールと同じ想定。年内に150万ケース(大瓶換算)の販売を計画しており、流通からの受注も好調という。伝説のビールの復活が、久々のビール大型ブランド誕生につながるか注目される。

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