山本、偉業逃し悔しさも カーブさえ、進化続ける22歳―プロ野球・オリックス

  • 時事通信社
  • 更新日:2021/06/11

七回までパーフェクト。球界27年ぶりの偉業がちらつき始めたオリックスの山本だったが、広島の4番鈴木誠の安打で霧散した。八回無死。外のカットボールを中前へはじき返され、「誠也さん、すごくいい選手なんで。悔しいけど仕方ない」。歴史に名を刻めず、本音が漏れた。

完全試合を「三回ぐらいから意識した」というほど調子が良かった。中でもベストピッチは「カーブ」。変化球でも速い球が多い右腕だが、この球種だけは遅く、異質な軌道を描く。パ・リーグのライバル球団関係者が「あのカーブは本当に厄介」と語ったほど。その精度が抜群で、慣れていないセの打者は面食らった。

一回先頭の羽月からカーブで奪った空振り三振が「ショー」の幕開けだった。二、三回は6者連続。その後も毎回積み重ね、自己最多の15奪三振。連打でピンチを招いた八回も3者連続三振で締め、「絶対にゼロで抑えたかった」。九回は平野佳に託した。

2日前、19歳の宮城が七回2死まで無安打投球を見せた。「尊敬します。宮城さん」と言った山本だが、負けていられないかとの質問に言い返した。「まだ負けてないっしょ」。チームに3季ぶりの貯金をもたらし、交流戦単独首位に導く1勝。たくましい後輩に刺激を受けながら、22歳の豪腕は進化を続ける。

時事通信社

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