競泳・東京都オープン最終日(21日、東京辰巳国際水泳場)白血病からの完全復活を目指す競泳女子の池江璃花子(20)=ルネサンス=が、非五輪種目の50メートルバタフライで25秒77をマークして優勝した。レース復帰後、5大会目で初めて頂点に立った。東京五輪代表選考会を兼ねる4月の日本選手権(東京アクアティクスセンター)へのこの種目の参加標準記録、27秒52も予選で突破した。池江の一問一答は、以下の通り。
--タイムを見て
「26秒1が今の日本(学生)ランキング1番のタイムだと思っていたので、そのタイムぐらいで泳ぎたいという目標だった。それを大幅に更新して、5秒台が出るとは思っていなかった。すごくびっくりしたし、うれしい」
--点数をつけるとしたら
「今の自分の状況だったり、体の状況でいうと85点ぐらいはあげてもいいかな」
--1位という順位は
「どんな試合でも1位を取れたということはものすごくうれしいこと。決勝で1位を取ってプラスでタイムもついてきたというのは、今後に向けてすごくいい自信になる」
--4月の日本選手権の出場種目
「出るからにはいい位置を狙いたい。しっかり目標を持って、目的を持って(日本選手権の出場種目を)決めていきたい」
--東京五輪への思い
「アスリートとして狙っているところはみんな一緒だと思う。それに向けて全力で自分は頑張ること」

女子50メートルバタフライで優勝し、電光掲示板を見る池江璃花子=東京辰巳国際水泳場(代表撮影)