
6回に好守を見せた勝連(撮影・永田浩)
◆ウエスタン・阪神8―5ソフトバンク(27日、鳴尾浜)
育成4年目の内野手・勝連が攻守に躍動した。ウエスタン・阪神戦に「9番ショート」でスタメン出場すると、海野の中前適時打で1点差に追い上げた2回2死一、三塁から、一度は逆転となる右中間への2点三塁打を放つなど2安打。守備でも6回、阪神・井上の三遊間に飛んだショートバウンドの当たりを逆シングルで捕球すると、矢のような一塁送球で打者をアウトに仕留めるなど軽快な動きが光った。
7回無死一塁で送りバントを失敗したのはマイナス点だったが、小久保2軍監督は「カッちゃん(勝連のこと)とか、もう大好きですよ。めちゃくちゃ、よくやっていますよ。ホントにチームに貢献してくれています。2軍にはいなくてはならない存在」と大絶賛。沖縄・興南高時代には、オリックスの左腕・宮城とチームメート。同じ舞台に立つべく、日々奮闘している姿に、指揮官は「彼が持っているものからすると、かなり上のものを出してくれていると思います。100、いいのがあったら、もう90くらいは出してくれているんじゃないですかね。他の選手はほとんど、2とか3しか出していないですから。僕の評価は、だから高いんです」。ウエスタンでは一昨年48試合、昨季45試合出場だが、今季はこれで38試合。〝キャリアハイ〟の勢いで、支配下登録を目指している。
次のページに勝連特集動画
注目が高まっている育成の勝連を特集した映像を「ももスポ【TNCテレビ西日本】」が公式YouTubeで公開。今季のここまでを「明確に手応えがある」と語ったり、興南高校の同級生、オリックス宮城との秘話を明かしたりするなど笑顔でインタビューに答えた。ファンからは「こういう真面目な選手が報われてほしい」「2人とも絶対穏やかで性格良さそう」「お二人の直接対決、早く見たいですね」など期待の声が寄せられている。
西スポWEB OTTO!