
秋田テレビ
農業年金の不適切な事務処理で、秋田県男鹿市は職員を減給処分とした。
減給10分の1(4カ月)の処分を受けたのは、男鹿市の農業委員会の50代男性職員。
男性職員は、市内で農業を営む市民が加入できる農業者年金の事務を1人で担当し、JAを通じて受け取った死亡や加入に必要な届け出を、中央の年金基金に知らせずに放置していた。
処理されていないのは12件で、このうち死亡の届け出によるものは7件あり、支払われていない年金は14万1000円余り。また、受給が遅れていたものは2件、32万5000円余りで、最大21カ月分の年金が支払われていなかった。
なお、男性職員の上司にあたる農業委員会の50代事務局長も、減給10分の1(1カ月)の処分を受けている。