殿堂入り川島勝司氏「全身が総毛立つ」五輪銀思い

殿堂入り川島勝司氏「全身が総毛立つ」五輪銀思い

  • 日刊スポーツ
  • 更新日:2021/01/15
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野球殿堂入りに選出され、オンラインであいさつする川島氏(代表撮影)

球界の功労者をたたえる野球殿堂入りが14日、野球殿堂博物館から発表され、オンラインで通知式が行われた。アマチュアや審判員、野球発展に顕著な貢献をした人が対象となる特別表彰では、96年アトランタ五輪で銀メダルに導いた元日本代表監督の川島勝司氏(77)、野球関連の著書で知られるノンフィクション作家の佐山和夫氏(84)が選出された。競技者表彰では、選手としての貢献を表彰するプレーヤー部門、指導者も対象となるエキスパート部門ともに得票率で達せず、選出者はいなかった。競技者表彰で選出ゼロは98年以来となる。

◇   ◇   ◇

アマチュア球界の名将が殿堂の一員に加わった。都市対抗野球で史上最多3度の優勝、96年アトランタ五輪で銀メダル。五輪代表監督として史上4人目の殿堂入りに川島氏は「殿堂入りされる方は雲の上の存在。びっくりしているが本当にうれしい」と受け止めた。

五輪には格別な思いがある。悲願の金メダル獲得へ心血を注いだ。プロ入りを考えていた松中を慰留。主砲は、決勝のキューバ戦で4点を追う5回に同点満塁弾を放った。「全身が総毛立つような、これまでに経験したことのない歓喜、感動が身を包んだ瞬間を忘れることはありません」。惜しくも銀メダルに終わったが、オールアマで臨んだ最後の五輪で死闘を演じた。究極の重圧の余韻はなかなか消えず「テレビでドラマやスポーツ番組で勝者、敗者の場面を見ると涙がボロボロこぼれ、感情が上下に振れた。抜けたのは4年後くらい」と振り返る。

東京五輪に思いをはせる。「コロナ禍で厳しい準備を強いられる。難関を乗り越え、日本野球界の悲願であり、応援してくれているみなさまの絶大な期待でもある金メダルを成し遂げてもらいたいと、強く願っている」とエールを送った。【広重竜太郎】

▼中日福留(アトランタ五輪代表)「高校を出たばかりの僕を代表に選んでいただき、世界を相手に戦うチャンスを与えてくださったのが川島さんです。日の丸を背負う意味や重みを体験できたことは、その後の野球人生にも生かすことができました。殿堂入り、おめでとうございます」

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