照ノ富士、貴景勝と22日V決戦 逆転照らす「ガンエルデネ」/11月場所

照ノ富士、貴景勝と22日V決戦 逆転照らす「ガンエルデネ」/11月場所

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  • 更新日:2020/11/21

大相撲11月場所14日目(21日、両国国技館)2敗同士の対決は、元大関の小結照ノ富士(28)が幕内最下位(幕尻)の志摩ノ海(31)を寄り切って12勝目を挙げた。大関貴景勝(24)は関脇御嶽海(27)を突き出して13勝1敗とし、単独首位を守った。優勝争いは千秋楽結びの一番で対戦する貴景勝と照ノ富士の2人に絞られた。貴景勝が勝てば11場所ぶり2度目の優勝、2場所ぶり3度目の優勝を狙う照ノ富士が勝てば優勝決定戦へもつれ込む。

■史上初!!関脇以下3度目賜杯へ

体を密着させた照ノ富士が左上手に手をかけると、どよめきが広がった。得意の右四つに組み、勝負あり。今場所から一日当たり上限5000人の観客を入れる館内。ファンは勝ち名乗りより早く白星を感じ取った。

「思い切って当たっていこうと思っただけ。(右は)たまたま入った。体が勝手に動いた」

2敗同士の星のつぶし合い。立ち合いすぐに右下手を取った照ノ富士が休まず寄って出る。志摩ノ海も回り込みながら頭をつけようとするが、左からおっつけてそれを許さず、寄り切った。

きょう千秋楽結びの一番では1敗を守った貴景勝と対戦。照ノ富士が勝てば、優勝決定戦へもつれ込む。1差で追う力士が千秋楽本割りの直接対決と優勝決定戦で連勝して逆転優勝した例は過去10度ある。2横綱2大関が休場した場所で、大きな舞台が整った。

関脇で大関昇進を決めた平成27年夏場所の初優勝。両膝の負傷や内臓疾患で序二段まで番付を落としながら史上最大の復活劇となった7月場所の幕尻優勝。照ノ富士が逆転で賜杯を抱けば、史上初めて関脇以下で3度目の優勝となるが、「毎日積み重ねていって結果はついてくる。意識はしていない。集中してやるだけ」と表情を変えなかった。

モンゴル出身の照ノ富士は、父、ガントルガさんと母・オユンエルデネさんに生を受け、両親の名を取って「ガンエルデネ」と名付けられた。「ガン」は硬く強い鉄や鋼を意味し、「エルデネ」は宝物、宝石を表す。優勝制度が設定された明治42年以降、今場所は500場所目。「強く輝く男」は、節目に名を残す宿命を背負っているのかもしれない。(奥村展也)

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志摩ノ海(右)を寄り切りで下した照ノ富士= 両国国技館(撮影・榎本雅弘)

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