人間の面白さ描いた舞台「桜の園」出演俳優・前原滉さんが魅力や舞台裏を語る

人間の面白さ描いた舞台「桜の園」出演俳優・前原滉さんが魅力や舞台裏を語る

  • KUTVニュース
  • 更新日:2023/09/19

人間の愚かさや滑稽さを描いた舞台が、20日、高知市で上演されます。120年もの時を、国境を超え、再演され続けている作品。舞台出演者が、その魅力や舞台裏のエピソードを語りました。

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20日に高知市で上演される「桜の園」は、20世紀初頭の南ロシアが舞台で、競売にかけられそうになる領地「桜の園」をきっかけにあらわになる人々の生き様を描いた作品です。この舞台で管理人役を演じるのが、朝ドラ「らんまん」にも出演する前原滉(まえはらこう)さんです。

(前原滉さん)
「(高知は初めてですか?)初めて来ました。こんなに牧野さん一色になってると思わなかったのでびっくりしました。ポスターとか、パンフレットとか、全部牧野さんだから、こんなになってるんだ高知は!って。“高知龍馬空港”っていう名前を知らなかったです。そういう名前なんだって。牧野空港にならないんですかね?」

「桜の園」は、1904年にモスクワで初めて上演されてから120年。世界各国で再演され続けていて、前原さんは、人間の普遍的な問いが描かれているところが、この作品の魅力だと話します。

(前原滉さん)
「人間のおかしさとか滑稽さとかって、国や時代、関係なく、ずっと不変のものが多いのかなあと思って…もちろん文明が発達して変わったこともあれば、発達しても変わらないことってたくさんあって、そういうのがちゃんと描かれてるのがすごいなあと。本当に様々な年代のいろんなキャラクターがいるので、感情移入はしなくても、『なんかわかるかもな。自分にもこういうのがあるかもな』というのがあるんじゃないかなと思います」

(藤崎アナウンサー)
「キャストも豪華な皆さんが勢ぞろいですが、稽古での雰囲気は?」

(前原滉さん)
「ゆるかったです(笑)。悪い意味でのゆるいではなく朗らかでした。あまりピンと張りつめる瞬間がなくて。原田さんがにこやかにいてくださるんですよ。絶対、開園前に原田さんがみんなを集めて、掛け声・円陣みたいなものをやるんですけど、みんなで一丸となってやってるというのが、素敵だなあと思います」

120年もの時を、国境を超え、今もなお愛され続ける「桜の園」。前原さんは、若い世代からお年寄りまで親しんでもらえる作品だと、胸を張ります。

(前原滉さん)
「自由に笑いたいところで笑って泣きたいところで泣いて、そういうふうに楽しんでもらいたい。あすは公演もあるんですけど、公演のあとにアフタートークをさせていただいて、高知だけ安藤玉恵さんの発案で、サイン会をやろう!と。ぜひそちらもパンフレットを買ってくださった方に、僕たち2人のサインもあるので、公演もトークもサイン会もあるという特殊な公演になってるので、ぜひお時間あったら見に来てください。よろしくお願いします」

舞台「桜の園」は、20日、高知市の県立県民文化ホール・オレンジホールで、午後6時開演です。当日券もありますので、ぜひ会場で、生の舞台、そして、前原さんらによるトークショー・サイン会もあわせてお楽しみください。

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