アップルウォッチ「廉価版」に期待、新iPhoneは大幅遅延見通し

アップルウォッチ「廉価版」に期待、新iPhoneは大幅遅延見通し

  • Forbes JAPAN
  • 更新日:2020/09/16
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ここ1週間のアップル関連の最新情報を振り返ってみると、「iPhone 12」の発売遅延に関わるニュースや、MacBook Airの終焉、廉価版アップルウォッチのリリース、バンドルサービス「Apple One」の動向、MacOSネイティブのGmailアプリなど、様々な動きがあった。

アップルは、毎年この時期に新製品発表会を開催しているが、今年も9月15日午前10時(日本時間16日2時)から発表会を実施する。その内容について「Daring Fireball」を運営する著名ブロガーでアップル幹部と近しいとされるジョン・グルーバー(John Gruber)は次のように推測している。

「イベントのキャッチフレーズである”Time Flies”から、アップルウォッチが目玉になることは容易に想像がつく。それはつまり、iPhoneに関する発表はないことを意味する。アップルは、イベント開催前に新製品の内容を明らかにしないが、発表対象でない製品がわかるようにして、期待値をコントロールしている」

iPhone 12は先送り
今週のイベントで発表対象でない製品の1つが、iPhone 12だ。これまで、9月の新製品発表会の主役はiPhoneだった。しかし、2020年は例年とは様相が大きく異なる。新型コロナウイルスの感染拡大により、iPhone 12シリーズの発売は遅れる見通しだ。アップルは、イベントでiPhone 12についてプレゼンするかもしれないが、9月後半の発売は見送られる。モデルによっては大幅に遅れることが予想される。

フォーブス記者のGordon Kellyは次のように述べている。「Digitimesによると、アップルは6.1インチのiPhone 12 PlusとiPhone 12 Proのローンチを優先させ、小型サイズのiPhone 12と大型サイズのiPhone 12 Pro Maxについては第2ステージでの展開になるという。第1ステージと第2ステージは最大6週間間隔が開くこと予想され、第2ステージのローンチは11月になる可能性がある」

最新のリーク情報によると、iPhone 12の筐体とサードパーティ製ケースの両方に、円形のマグネットが内蔵されているという。MacRumors のTim Hardwickは次のように述べている。

「EverythingAppleProは、SNSのウェイボー上でリークされた画像に加え、新たにiPhone 12用ケースと見られる画像をツイッターに投稿した。画像を見ると、ケースには本体と同じような形状でマグネットが内蔵されており、ワイヤレス充電に対応していることが伺える。アップルは昨年、ワイヤレス充電マットAirPowerの開発を、品質上の問題で中止した。しかし、同社が類似製品の開発を継続しているという噂があり、いくつかの画像も投稿されている」

MacBook Airは廃止
アップルは、CPUをインテル製からARMベースの「A14X」に切り替え、年末までに新型MacBookを2機種リリースする予定だ。プロユーザー向けにはこれまで通りMacBook Proを、より小型なラップトップを求めるユーザーには超軽量MacBookを提供する。新型MacBookのローンチにより、アップルはMacBook Airを廃止する可能性がある。

アップルはMacBook Airブランドを廃止し、新型MacBookをその後継として位置付けると思われる。ARMベースのCPUを採用することで、バッテリーやファンの大きさを抑えながら高い処理能力を実現することが可能になる。これは、本来であればMacBook Airブランドを象徴する特性であるはずであり、アップルの判断は非常に興味深い。ティム・クックのMacBook戦略は、MacBook AirよりもMacBookを売っていくということなのかもしれない。

廉価版アップルウォッチ
今週のイベントでは、廉価版アップルウォッチ「アップルウォッチSE」が発表されるとの噂がある。アップル情報を発信するジョン・プロッサーは、製品名は定かではないとしつつも、廉価版アップルウォッチについて以下のような詳細な情報を投稿している。

コードネーム:N140S、通信方式:GPS、ケースサーズ:40mm
コードネーム:N140B、通信方式:セルラー、ケースサーズ:40mm
コードネーム:N142S、通信方式:GPS、ケースサイズ:42mm
コードネーム:N142B、通信方式:セルラー、ケースサイズ:42mm
アップルウォッチシリーズ4に似たデザインのモデル:常時点灯ディスプレイと心電図測定機能は非搭載。M9チップを搭載

サブスクの割引サービスApple One
アンドロイド版アップル・ミュージックの最新バージョンのコードから、アップルがバンドルサービス「Apple One」のリリースを準備している証拠が見つかった。Apple Oneとは、アップル・ミュージックやアップルTV+、アーケード、iCloudストレージなどのサービスをまとめて提供する、ケーブルTV会社のようなビジネスモデルだ。

アップルは、iPhone 12と同じタイミングでApple Oneを発表する可能性が高い。9to5GoogleのKyle Bradshawは次のように述べている。

「アップルは、基本サービスとしてアップルTV+とアップル・ミュージックをバンドル提供し、プレミアムサービスとしてアーケードやアップルニュース+、iCloudストレージを提供する見通しだ。当初、Apple Oneは社内で用いられる便宜上の名称だった。しかし、最終的にApple Oneで確定したようだ。社内でのコードネームは、”Aristotle”となっている」

MacOSネイティブのGmailアプリ
アップルの元エンジニアが、Gmail用のMacOSメールクライアント「Mimestream」を開発した。MacRumors のJoe Rossignolは次のようにレポートしている。

「Mimestreamは、IMAPではなく、GmailのAPIを使うことで、カテゴリに分類された受信ボックスやエイリアス機能、署名、ラベル機能、検索演算子といったGmailに特化した機能に対応している。開発者のJhaveriは、グーグルドライブ対応やサーバーサイドのフィルター・コンフィグレーション、G Suiteディレクトリのオートコンプリートなど、新たな機能を追加していく予定だ。GmailのウェブインターフェースよりもMimestreamを使う利点としては、1つの受信ボックスでの複数アカウント管理や、システムレベルでのノーティフィケーション対応やダークモード対応、スワイプ対応、トラッキング防止などが挙げられる」

アップルの新製品発表会のスタートまであとわずかだ。

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