横綱DNA対決は「琴桜の孫」琴ノ若に軍配!!「大鵬の孫」王鵬を破り5勝目/初場所

横綱DNA対決は「琴桜の孫」琴ノ若に軍配!!「大鵬の孫」王鵬を破り5勝目/初場所

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  • 更新日:2022/01/15

大相撲初場所7日目(15日、両国国技館)元横綱琴桜の孫で東前頭14枚目の琴ノ若(24)が、「昭和の大横綱」といわれた大鵬の孫で新入幕の王鵬(21)を肩すかしで破り、横綱の孫対決を制した。琴ノ若は5勝目、王鵬は3敗目を喫した。3場所連続優勝を目指す横綱照ノ富士(30)は平幕遠藤(31)を寄り切って連敗を回避し、6勝1敗。大関昇進の足固めを狙う関脇御嶽海(29)は玉鷲(37)を寄り切り、7戦全勝で単独首位に立った。

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王鵬

■父は元関脇琴ノ若の佐渡ケ嶽親方 歴史は繰り返される。横綱のDNAを受け継ぐ孫2人が、令和の土俵で「初顔合わせ」。時代を巻き戻した。

「踏み込んで、流れよく動けた。本場所中の1番だと思って、自分の出せるものを出し切るだけだった」

鋭く立ち合った琴ノ若が、左を浅くのぞかせる。突き押しが得意の王鵬の出足を止めて、タイミングのいい肩すかし。土俵にはわせた。

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土俵入りをする第53代横綱の琴桜=1973年3月21日、大阪府立体育館

2人は強豪、埼玉栄高相撲部の出身。琴ノ若が2学年先輩にあたる。琴ノ若の祖父は元横綱琴桜。父は所属する佐渡ケ嶽部屋の師匠でもある佐渡ケ嶽親方(元関脇琴ノ若)。王鵬の祖父は「昭和の大横綱」大鵬で、父は元関脇貴闘力。極めて珍しい3世代にわたる幕内力士対決だった。

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大鵬の土俵入り=1961年11月、福岡市中央区の福岡スポーツセンター

■王鵬の父は貴闘力…珍しい3世代対決 琴ノ若は「大鵬-琴桜」の取組をテレビの特集番組などで「拝見したことがある」。祖父同士の対戦は昭和40年春場所から始まり、横綱同士の取組はなく、琴桜が横綱大鵬に挑むかたちで4勝22敗。父同士の対戦は通算20勝20敗だった。祖父、父から引き継ぐ対戦に「言われるものと思っているが、(祖父らは)上の番付での対戦。地位も横綱、関脇。自分はまだまだ」と受け止める。

大鵬と琴桜はともに二所ノ関一門の部屋に所属。「稽古場横綱」ともいわれ、「猛牛」と称された琴桜の強烈な「ぶちかまし」を恐れ、稽古相手が見つからない時期があった。やむなく一人でてっぽう柱に頭から当たる稽古をしていた琴桜に「来い!」と声をかけてくれたのが大鵬だった。

何度も何度もぶつかり稽古で胸を借り、昭和48年初場所後に横綱昇進を決めたその日に、「大鵬さんのおかげ」と涙を流した。孫の時代にもまた、名勝負の〝美談〟が引き継がれる。(奥村展也)

★悔し王鵬「当たって起こしたかった」 高校の先輩、琴ノ若に敗れた王鵬は「当たって(相手の上体を)起こしたかった。(対戦を)楽しみにしていた。ずっと胸を借りてきたので」と、少し悔しそうな表情を浮かべた。2人とも横綱の祖父を持ち、同世代でもあるが「自分のことで精いっぱい。一緒にというより、自分がしっかりやらないといけない」と前を向く。

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