グーグルがDapper Labsと提携、NFTとブロックチェーンの拡大を支援

グーグルがDapper Labsと提携、NFTとブロックチェーンの拡大を支援

  • Forbes JAPAN
  • 更新日:2021/09/16
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グーグルは、ブロックチェーンなどの分散型ネットワークが牽引する次世代のウェブの潮流「Web3.0」において、主導的な役割を果たそうとしている。

同社のクラウド部門の「グーグルクラウド」は9月14日、累計売上高が6億8000万ドル(約745億円)に及ぶNFTのマーケットプレイス「NBA Top Shot」の開発元として知られるカナダのスタートアップ、Dapper Labs(ダッパーラボ)と提携し、彼らのFlowブロックチェーンの拡大を支援することを発表した。

グーグルクラウドは、複数年にわたるパートナーシップにより、Flowのスケールアップに必要なインフラを提供する。

Dapper LabsのCEOのRoham Gegoharzlouによると、Flowネットワークは、NBA Top Shotやクリプトキティーズ(CryptoKitties)などの人気のNFTコレクションを含む50以上のアプリケーションをサポートしており、今回の提携により、Flow上で開発を行う2000以上の開発者が、グーグルクラウドを通じて、より低いレイテンシーでFlowのノードに接続できるようになるという。

世界のクラウド市場の3分の1を、アマゾンのAWSが提供する集中型サーバーが占めているが、ブロックチェーンベースの実装では、世界中に散らばるさまざまなコンピューターのネットワークが利用される。

Web 3.0と呼ばれる新たな時代に移行する中で、グーグルは、ブロックチェーンの開発者にとって使い勝手のよいブランドをアピールしていこうとしている。

グーグルは、自社のクラウドサービス上で暗号通貨を採掘するプロセスを許可していないが、グーグルクラウド・ノースアメリカのバイスプレジデントのJanet Kennedyによると、開発者は、地域のエネルギー消費量に基づいて、自社のプラットフォームのリージョンを選択できるようになるという。

「この取り組みは、開発者たちの迅速で持続可能な成長を支援するためのものだ」と、Kennedyは話している。「ブロックチェーン技術は、ますます主流になりつつある。Dapperのような企業は、ビジネスを成長させるスケーラブルで安全なインフラを必要としている」と彼は指摘した。

Dapper Labsは紛れもなく、NFT分野で最も成功した企業のひとつだ。バンクーバーを拠点とする同社の評価額は、75億ドルとされている。同社は、グーグルの協力を得て、NBA Top ShotやFlow上で動作する他のNFTラインをスケールアップしたいと考えている。

2015年にマイクロソフトは、自社のクラウドベースのインフラと管理を「ブロックチェーン・アズ・ア・サービス」として提供する最初の企業となり、続いてアマゾンが2019年にブロックチェーンのサポートを開始した。

グーグルのブロックチェーンの取り組みを加速
そんな中、グーグルは2020年2月に、エンタープライズ向けの分散型台帳技術(DLT)の1つである「Hedera Hashgraph」のガバナンス統括委員会「Hedera Governing Council」に参加した。さらにその前年の2019に同社は、データ分析プラットフォーム「BigQuery」上でビットコインやイーサリアムなどの主要な暗号通貨のブロックチェーンデータを検索可能にしていた。

シンプルで静的なウェブサイトで定義された初期のインターネットの「Web1.0」に続いて登場した「Web2.0」は、ユーザー生成型コンテンツ(CGM)とソーシャルメディアが主流を占めていた。そして、その次の潮流である「Web3.0」では、分散型ネットワークが大きな役割を果たそうとしている。

「消費者が、デジタル資産やデジタルの収集物との関係や所有権を再構築する新たな潮流は、まだ始まったばかりだ。私たちは、Dapper Labsとの取り組みや、彼らにインフラとセキュリティを提供することにとても興奮している」と、グーグルクラウドのKennedyは語った。

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