迷走続く『幸せ!ボンビーガール』、“ボンビー”を“バラエティ”にすり替える問題点

  • 日刊サイゾー
  • 更新日:2021/05/04

『幸せ!ボンビーガール』(日本テレビ系)の迷走はまだまだ続きそうだ。

2月から3月にかけてオンエアした恋愛リアリティ企画「幸せ!ボンビーLOVE~こんな私でも好きになってくれますか?」が、従来の視聴者から総スカンを食った同番組。約1カ月ぶりの放送となった4月27日オンエア分は2時間スペシャルで、その内容は「崖っぷちから一発逆転 開業ガールズグランプリ」と「田村淳の記憶を頼りボンビー時代の物件を探すツアー」の2本立てだった。

ロンドンブーツ1号2号・淳の企画は、山口から上京して、苦労時代に住んでいた原宿、中野、東武練馬、初台を水卜麻美アナとともに回り、過去を回想し、懐かしの人物や思わぬ縁でつながった人と会う内容だった。

そんな中、メイン企画となったのが、「開業ガールズグランプリ」。“開業ガール”たちは、コネやおカネはないけれど、「いつかは自分の飲食店を開きたい!」という夢を抱いて、修行を積み重ね、節約生活を送りながら貯金をし、苦労や逆境をも跳ね返して努力の結果自分の店をオープンさせてきた。しかし、今、飲食業界は新型コロナウイルス感染拡大の影響で暗黒時代に突入中。そこで、崖っぷちに立たされた“開業ガールズ”を応援すべく、グランプリを開催したのだ。

140に及ぶ自薦他薦の中から選ばれた5組6名の“開業ガールズ”がスタジオに集結し、自慢の一品や、お店に賭ける熱い思いをアピールして優勝を競った。参加したのは「地元に愛されたのに大ピンチのおにぎり店」の2人、「借金700万円 母と二人三脚で開業したラーメン店」「毎月赤字 シングルマザーが自宅で開業したピザ店」「観光客ほぼゼロの京都 納豆専門店」「借金1200万円 赤髪の天才そば職人」の面々。

審査員を務めたのは、レストラン5店舗を繁盛店に導いてたオーナーシェフ、あらゆるジャンルの料理店を成功に導いてきた“飲食業界の千里眼”、レストランジャーナリストとして有名シェフも恐れをなす“食べ歩きのプロフェッショナル”の3人で、5組の“開業ガールズ”が作った料理を試食して優勝を決めるというものだった。

「選考基準は味だけではなく“ガールズ”たちの夢に賭ける熱意や、お客様へのおもてなしなど、そのすべてというあいまいなもの。優勝したのは納豆を使ったパスタを提供した京都の納豆専門店の店主でしたが、その副賞はというと、3人の飲食のエキスパートから調理面や経営面において貴重なアドバイスをもらえるというものでした。みんな資金に困ってるんですから、賞金だったり、今後密着取材するといったものなら、まだわかりますが……。わざわざ1位を決めたわりには、たいしたメリットがないように感じました。ナンバー1になったところでどうなるの? と率直に感じました」(テレビ誌記者)

本来の番組コンセプトは、「おカネがなくても幸せな生活」を楽しく明るく温かく描く「ボンビー情報バラエティ」。コロナ禍で金銭的に困っている女性も多い中、“ボンビー”を“バラエティ”で取り上げて“笑い”にすることには異論もあるだろう。

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