【今日の一首】連ドラが菅田将暉のアップで終わりCMが菅田将暉ではじまる|僕の不幸を短歌にしてみました

【今日の一首】連ドラが菅田将暉のアップで終わりCMが菅田将暉ではじまる|僕の不幸を短歌にしてみました

  • 幻冬舎plus
  • 更新日:2022/01/15

たったの(だいたい)31文字で、世界はこんなにも情けなく、こんなにもドラマチックに!「歌人芸人」によるフリースタイルな短歌。
ということで、今日の不幸短歌です。「3年A組」の菅田将暉さんと、「オニくん」の菅田将暉さん、どっちも好きなんですけどね。

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連ドラが菅田将暉のアップで終わりCMが菅田将暉ではじまる

その日僕は、菅田将暉さん主演の連続ドラマを見ていました。『3年A組 -今から皆さんは、人質です-』というドラマで、菅田将暉さん演じる高校教師が生徒たちを監禁して、謎の行動を繰り返す学園ドラマです。自殺や現代のSNSのあり方などもテーマに込められていて、とてもシリアスな内容です。

その回は物語も終盤で、菅田将暉さんの熱の入った演技が続いていました。生徒を演じる俳優さんたちの涙は、もはや本物の涙にしか見えず、僕もグイグイと物語に引き込まれていました。

ドラマは菅田将暉さんの険しい顔のアップからCMに入ります。

そのCMは携帯電話のCMで、色々な俳優さんが昔話のキャラクターをコミカルに演じる設定です。そこに、鬼に扮した菅田将暉さんが出てきました。

菅田将暉さんは、コミカルに鬼を演じ、周りからは「鬼ちゃん」と呼ばれていました。

CMの間、僕はコミカルもシリアスも完璧に演じれるなんて、本当にすごいなと感心していました。

CMが明けて、連続ドラマの続きが始まります。

菅田将暉さんはなおも険しい顔で、生徒たちに言葉を投げかけています。しかし、鬼ちゃんが頭をかすめてドラマに集中できません。

自殺やSNSの怖さなどを、怒号や涙も交えながら語っています。しかしなおも、鬼ちゃんが頭から離れてくれません。

生徒たちが涙ながらに聞いています。その顔が桃太郎を演じる松田翔太さんや、金太郎を演じる濱田岳さんに見えてきます。

これはもうダメだ。集中できなくなった僕は、テレビの画面を消しました。

するとテレビの黒い画面には、教師を演じる菅田将暉さんに負けないくらい険しい顔の僕の顔が映っていました。

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(写真:iStock.com/Artem Peretiatko)

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岡本雄矢

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