
6回2死二塁、左前適時打を放つ西武・源田(撮影・大泉謙也)
◆西武1―4オリックス(26日・ベルーナドーム)
キャプテン源田が右手小指の故障から2カ月遅れて1軍に初合流。うれしい話題を西武はこの日も勝利に結びつけることができず、今季5度目の3連敗で借金は最多7に膨れ上がった。
それでも、唯一の得点をたたき出した6回2死二塁からの源田の左前適時打に一筋の光明が差していた。源田は1打席目、オリックスの山岡の縦に曲がるスライダーで空振り三振に倒れていた。
6回の3打席目はフルカウントから同じ球に「とにかく必死に食らいついていった。いいところにボールが落ちてくれた」と一塁を回ったところでガッツポーズ。「たくさんのライオンズファンの前でプレーでき、あの場面で1本打てたのがうれしかった」と自らの復帰を自身で祝福した。
松井監督は「ゲン(源田)が戻ってきたのでなんとか勝ちたいという雰囲気はありましたが…。これからしっかり勝っていきたい」と前を向く。
源田も「シーズン中は苦しい時期があるので、明日から気持ちを切り替えて乗り越えていきたい」。世界一を体感したキャプテンが復活し、下位に低迷するチームをけん引する。(安田栄治)
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