珍事 作新学院が初戦突破 幕切れはアピールプレー 大分商の一走、帰塁の際にベース踏み忘れ

珍事 作新学院が初戦突破 幕切れはアピールプレー 大分商の一走、帰塁の際にベース踏み忘れ

  • デイリースポーツ online
  • 更新日:2023/03/20
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九回、アピールプレー前に二塁審判がアウトを宣告し、ホームベースに向かおうとする作新学院ナイン(撮影・伊藤笙子)

「選抜高校野球・2回戦、作新学院8-6大分商」(19日、甲子園球場)

作新学院が終盤に突き放し、3回戦進出を決めた。

アピールプレーで試合が決着した。九回、2点差に迫りなお1死一、二塁で丸尾が左飛。打球が抜けると判断し、二塁を回っていた一塁走者は慌てて一塁へ帰塁したが、この際、二塁ベースを踏み直して戻らなかったため、作新学院がアピールプレー。一走のアウトが認められ、試合終了となった。

一時、審判が集まり協議した後、球審がマイクで説明。「一塁ランナーの帰塁の際、二塁ベースを踏まずに一塁ベースに戻ったとアピールがありました。アピールがある前に、二塁アンパイアがアウトの宣告をしました。大変申し訳ありません。新たにプレーを再開した上で守備側がアピールし、アウトといたしました。以上です」と伝えた。

試合は作新学院が2回に武藤以下の3連打で2点を挙げると、東海林も右前へ2点適時打した。追い上げられた6回には代打の細谷が貴重な右前適時打。さらに、7回にも東海林以下の3連打などで3点を挙げた。

大分商は自慢の投手陣が打ち込まれ、後手を踏む展開。中盤から反撃し、風に助けられる幸運な安打などもあり、7回には2点を挙げ、1点差としたが、追い付くことはできず、突き放された。

同様の“ベース踏み忘れ”はプロでも起こった例があり、17年8月6日の巨人-中日戦。巨人の一走・重信が右中間への飛球で二塁を回っていたが、相手に好捕され慌てて一塁へ帰塁。だが、戻る際に二塁を踏み直して戻らずに中日のアピールプレーでアウトとなった。また、21年8月20日の日本ハム-楽天でも九回1死、一塁走者・杉谷の同じミスで試合終了となった。

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