今回の大雪で、JR北陸線は特急列車が立ち往生するなど、混乱が広がりました。
25日午前9時ごろ、上空から撮影した京都市の山科駅には、前日の夕方に大阪駅を出発した特急「サンダーバード」が停車している様子が確認できました。
JR西日本によりますと、24日、大雪や強風の影響で、線路を切り替えるポイントが故障し、複数の列車が動けなくなったということです。
金沢駅を発着する特急「サンダーバード」や「しらさぎ」は最大で19時間余り遅れ、一夜を明かした乗客は、疲れ切った様子で金沢駅に到着しました。
乗客
「12時間くらい待った。駅員に聞いたら『動いていない』と言われて、ホテルを探したがなかったので、ネットカフェに止まった」
「福井でずっと『しらさぎ』に乗って待っていたが、動かないので一旦帰った。前の3両が電池がうまくいかず、電気とヒーターが付かなかったので、後ろの3両に移るように言われた」
ダイヤの乱れは25日午後まで続き、特急列車42本と普通列車9本が運転を取りやめました。
石川県内を発着する空の便は25日、小松と羽田や福岡、札幌などを結ぶ23便と、能登と羽田を結ぶ2便が欠航しました。
26日は、機材の手配が間に合わない小松から羽田へ向かう朝の1便を除き、通常どおり運航する予定です。