
アメリカの債務上限問題を巡る協議が難航していることを受け、大手格付け会社がアメリカ国債の格付けの見通しを「ネガティブ」に引き下げました。
大手格付け会社「フィッチ・レーティングス」は24日、アメリカ国債の格付けの見通しについて、これまでの「安定的」から「ネガティブ」に引き下げたと発表しました。
格付けは最上位の「AAA」に据え置いていますが、今後の状況次第では格下げする可能性があるという警告になります。
債務上限問題を巡るバイデン政権と野党・共和党の協議は膠着(こうちゃく)状態が続き、アメリカ国債がデフォルトする懸念があると報じられています。
見通しの引き下げについてフィッチは、政府が期限までに債務の上限を引き上げられず、債務支払いの一部が滞るリスクが高まっていると指摘しています。