選抜有観客開催の日本高野連・小倉事務局長「コロナに対する知見、経験がある」

選抜有観客開催の日本高野連・小倉事務局長「コロナに対する知見、経験がある」

  • SANSPO.COM
  • 更新日:2021/01/13

日本高野連は13日、今春の選抜高校野球大会(3月19日から13日間、甲子園)の運営委員会を開き、有観客で大会の準備をすることを確認した。新型コロナウイルス感染拡大の第3波で11都道府県に緊急事態宣言が発令される中で、政府の指針を注視しながら開催を目指す。

新型コロナウイルス感染拡大が収まらない中で、首都圏4都県の緊急事態宣言はこの日、全国11都府県に拡大することが決まった。そこには甲子園球場の所在地の兵庫県も含まれ、期間は今のところ2月7日まで。延長の可能性もあるが、流動的な状況を見据えながら、政府の指針に沿って、選抜は有観客での開催準備を進めることになった。

オンライン会見で運営委員会の栗林創造氏は「基本的には、政府が示した2月末まで『1万人を超えるイベントは上限の50%』」という考え方に沿って準備するしかない。今後変わったものが示される(可能性もある)感染状況に注視して、最も適切な運営を探りながら準備する」と説明した。上限5000人に見直される可能性などにもふれながら、臨機応変に対応することを強調。年末年始に開催された全国高校ラグビーなどが無観客で開催された中で、有観客の理由を説明した。

昨年はコロナ禍で選抜大会、夏の地方大会と甲子園大会が中止。その時に大きく影響した昨年4月の宣言時との違いは「コロナに対する知見、経験があることです。今年こそはの思いで、最大限準備する」と日本高野連・小倉好正事務局長。昨夏の代替大会、甲子園交流試合、昨年の秋季地方大会などで感染症対策を積み上げ、観客動員制限を視野に準備を進めてきた。

その中で今回決まったことは、全席指定、前売りのみ、アルプス席の一般開放なし。通常より観客減を想定して入場料を値上げして感染症対策の経費などに充てる。スケジュール面では、3月12日に予定していた抽選会を2月23日に前倒ししてリモートか代理で行う。全校による開会式の入場行進、甲子園練習の取りやめ、また試合間隔も2時間30分から10分増やすことも決めた。

また、この日は大会中止により白紙となっていた明治神宮枠の取り扱いも、21世紀枠を1増の「4枠」とすることで決定。これを含めて、出場32校を決める選考委員会は予定通り29日に、今回はオンラインで行われる。

昨年の選抜大会は3月4日にいったん無観客での準備を発表し、同11日に中止を決定したが、開催形式の最終判断時期は「昨年と同じかどうかなど分からないし、考えられない」と栗林氏。今後は出場校の選手・関係者のPCR検査を「ワーキンググループで今後議論するテーマになる」という。ぎりぎりまで通常に近い開催を見据えて検討を重ねていく。

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コロナ禍の中、球春を待つ甲子園球場。昨年の選抜は中止になった

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