拓大は25日、陸上部の山下拓郎監督(38)が3月末で退任することを発表した。後任は井上浩氏(60)が務める。
井上次期監督は駒大時代に箱根駅伝を4年連続で走り、4年時は1区で区間4位の好走を見せ、駒大の大八木弘明監督(64)とタスキリレーをした。大学卒業後は安川電機に入社し、全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝)にも出場。その後は大分東明高で34年間指導し、同校を強豪校にした。
拓大はこれまで箱根駅伝に42回出場しているが、最近は2年連続で本選出場を逃している。井上氏は拓大を通じて「『為せば成る為さねば成らぬ何事も 成らぬは人の為さぬなりけり』これは、江戸時代、米沢藩の立て直しに成功した、上杉鷹山の言葉です。目指すはただ一つ、『箱根駅伝への復活』です。今年は卯年。拓殖大学にとっても飛躍の年にしたいものです」とコメントを発表。来年の100回記念大会に向けて復活を誓った。