【MotoGP】インドGPの安全性を巡る懸念、ライダー達の結束を示す機会に? エスパルガロ「走る前にみんなでコースをチェックしに行く」

【MotoGP】インドGPの安全性を巡る懸念、ライダー達の結束を示す機会に? エスパルガロ「走る前にみんなでコースをチェックしに行く」

  • motorsport.com 日本版
  • 更新日:2023/09/19
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MotoGPは今週末、インドGPの初開催を控えているものの、安全性に懸念の声も挙がっている状況だ。そしてアレイシ・エスパルガロ(アプリリア)からはライダー達は、以前よりもこうした問題で結束するようになっていると主張した。

インドGPの舞台は、過去にF1も開催されたブッダ・インターナショナル・サーキットだ。ただMotoGPの開催が決まった後、コースのランオフエリアの拡張や部分的な路面再舗装など改修作業が必要なことが明らかになった。そしてここ数ヵ月、コースの安全性に懸念の声が寄せられている。

最も懸念されているのは、コースとウォールの距離が3メートルと近いことだ。特にターン3はコース上で最も低速なコーナーの1つであるにもかかわらず、最も安全性の問題の大きな部分だと指摘されている。

エスパルガロはこのコースの安全性に懸念を抱いているライダーのひとりだ。

彼は最近、契約金の最低規定の設定などについて議論するため集まったライダー達が、そうした活動を経たことで、より団結して週末に臨むようになっていると語る。そして、インドGPに向けても全員が安全上の懸念について同じ考えを持っていると語った。

「インドでは状況を理解するために、バイクに乗る前にライダー全員が一緒にコースを歩きに行くことになるだろう」とエスパルガロは語る。

そしてmotorsport.comの調べでは、ライダー達は安全性に関連した問題では投票による賛否の表明を行なうことを決めていることが分かっている。

またエスパルガロは、ライダー間での意見の一致度の高さには驚かされたと語っている。

「今、僕らの間ではとても重要なモノがある。それは結束だ」

インドGPに関する決定をライダー達がどう取り扱うのかを聞かれると、エスパルガロはそう答えた。

「なぜかは分からないけど、今はみんなで話すことで、想像していたよりもずっと同じような考えをしていたことが分かった」

「以前はセーフティコミッションへ向かうと、異なる意見もたくさんあって、混乱が生じてしまっていた」

「今はほとんどの問題に対して、僕らは同じような考えだと分かったんだ。これはとてもポジティブなことだ。このおかげで多くのことが改善できるだろう」

Oriol Puigdemont

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